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2016年9月1日

合体メカが最強なのは常識だからBBもね、のはなし

手前 WISHBONE  / 奥 SHIMANO *共にBB86用

praxis works BBコンバージョンキット 68.5mm / BB30 or PF30 から シマノBB規格への変換用

praxis works BBコンバージョンキット / BB30 or PF30 から シマノBB規格への変換用

ども、JIS信者と思われているラモです。

先日E-118に着けたウィッシュボーンが良すぎたので、今回は合体するプレスフィットBBについて。

マジで良いので説明します。前置き長いですスミマセンすいません。

さてさて、

現在のカーボンロードバイクフレームにおいて主流の規格は大まかに二つ。近頃はカーボンだけで無くメタル系のフレームにも採用されているBB規格『プレスフィット』。

そして、クロモリフレームなどのメタル系フレームのほとんどと、実はパッソーニやサルトなどの超高級オーダーフレームで主流の『JIS/BSA(スレッド)』。

プレスフィットBBは無敵だ!(メーカー談

メーカー様のご高説では「プレスフィットはベアリングが大きくなって回転効率アップ、直径の太いシャフトで剛性アップ、フレームが太くなって剛性アップ!BB受けからフレーム内の空洞にアクセスしやすく、内装のワイヤリングも簡単!さらにフレーム単体重量も軽くなるし、圧倒的に製造コスtゴニョニョ」などと夢の様な事をおっしゃっておりますが、果たして?

確かに利点いっぱい問題もいっぱい。てか主に種類がいっぱい。

先ず最初の問題は構造以前の話、シマノの24mm芯×86.5mm幅規格に準拠しない自社規格が多すぎる事。ベアリングサイズや受け側の寸法、シャフト径やQファクターすら微妙に違う多くの規格が乱立し「完成車でシマノのコンポセットを使ってるのにクランクはシマノ不可」等、市場も販売店も、なによりユーザーを完全に無視して困らせています。

こんな事、何年もさんざん言われているのに、まだ統一しないのはなにか理由があるんでしょうね、その内容なんざ正直どうでもいいですが、もう・・・

(BB30 /PF30 /BBRIGHT /BB30A /PF30A /BB386 /BB386EVO /BB90 /BB92 /BB95 と、許可した責任者は、マジでその規格が生き残れるとでも思っていたのでしょうか?逆にポジティブすぎてスゴイとおもいます^^)

正直、「シマノのクランクが使えないBB規格を、コンポセットを作っていないメーカーが出す」とか、よほど『特殊な構造で圧倒的に高性能なクランク』を用意できないのであれば狂気の沙汰としか・・・。まあ、一般販売面では「各社の完成車が変換アダプターでシマノクランクを使っている」という事と、レース界では「現在もスレッデッドBBのバイクを愛用する超弩級のパンチャーが居る」という事実が、全てを物語っていますが・・・

どれがどれだか・・・

どれがどれだか・・・ 怖いパイセンに「豆乳買ってこい」とか言われたら詰みます

業界黒歴史も生まれました

有名なのトコロでは、『アルミのBB受けにベアリングを直接乗せ、スナップリングと接着剤でソレをなんとなく固定する』という、『ベアリングは消耗品である』という大前提を知らなかったか、もしくは前日に飲み過ぎてスポーンと忘れた人がノリと勢いでテキトーに設計したとしか思えないブッ飛んだ内容のモノも有りましたね、しかもソレを人気のある大手メーカーが採用するという大惨事が起き、多くのサイクリストが『ほぼ確実に出る異音』と、『メッチャ少ない対応クランク』に悩まされました。

イオン

ばいく

思惑が見え隠れしますね

なんか黒い思惑が見え隠れします

まあでも結局シマノだろ

そんな謎トレンドの中にあって(まあBB86かJISだったら問題無いのですが)アフターパーツメーカーさん達は奮闘、『謎BB規格フレームであってもシマノ規格へと対応させる』というステキなコンバージョンBBをいっぱい発表してきているので、ソレを使ってシマノクランクを使用するのがなんか常識と化してきてます、知らんけど。

なんかもうすいません

なんかもうすいません

_

こまけーこた良いんだよ!というアナタにはコレ!

正直、どのメーカーさんのBBも、違いは『ベアリング』と『カップの素材』くらいで、構造に関しては『左右のベアリングは独立してねじ込むだけ、固定はBBの樹脂カップがつぶれる事でハマる。左右のベアリングは独立していて、連結はクランクで行う』というフレームのBB受け側の精度に依存しきった設計。さらにその後、とりあえずで水平が出た状態にクランクシャフトをねじ込み、そのクランクシャフトによって左右の水平が確立されるというかなりアバウトなモノで、クランクシャフトを垂直に保つベアリングをそのクランクシャフトで調整する逆転の発想がステキ。まさに効率重視!

まあ、「回転数が極端に低いBBにおいてはコレでも許容範囲だし、様々な要素を総合してコレがベスト」という判断を、たぶん業界の盟主「某S社様」あたりが出されたのではないかと考察されます。実際、レースでも通常使用でも全く問題は有りません。逆に、コストパフォーマンスや整備性という面では、素直にシマノプレスフィットBB86(SM-BB92-41Bとか)は優れていると思います。使い捨てなのはアレですけど。

しかし、『更に性能をアップさせたい!』のならば、構造上の問題を解決するしかありません!

オススメは『左右連結型スレッド式プレスフィットBB』!

↑文字にするとバカっぽくてイイ感じですね。まあ写真を見ればわかります。

数あるコンバージョンBBの中で、特に秀逸なのが今回紹介する『ウィッシュボーン』と『プラクシスワークス』です!

ウィッシュボーン』は「ほぼ全ての規格に対応している」が「セラミックベアリング設定のみ」。
プラクシスワークス』は「安価で耐久性の高いスチールベアリング」と「更に高効率なセラミックベアリング」が選べるが「BB30 /PF30 /OSBB /カンパUT のみの対応」。

と、多少の制限はありますが、はっきり言って数少ない『確実に性能アップが体感出来るパーツ』です。ヤバいよ!

かっちり連結!軽量厨以外にはマジオススメ!

左右のベアリングをアルミブロックでかっちり連結!良く回るセラミックベアリングも標準装備のウィッシュボーン!よほどの軽量厨以外にはマジオススメ!

左右からの締め付けに加え、ねじ込みによって中央部も膨らむ独自構造のプラクシス。神

左右からの締め付けに加え、ねじ込みによって中央部も膨らむ独自構造のプラクシス。神

踏力を効率よく推進力へ変換し、フレームの剛性もアップ!

最大の特徴は、ありがちな「単純に良く回るベアリングに変えただけ」では無く、『高精度で削り出された連結スレッド(ネジ山)を構造に持つ、ゴツいアルミブロック』(ケース)に有ります!

アルミのブロックは左右が連結されることで、強固にベアリングの水平を保ちます。また、スレッドが切られた左右のリブで締め込む事により、内圧だけで無く、外圧でもBB自体をフレームに固定。さらに締め具合で固定圧を調整出来るため、フレームに優しくも強固な配置が可能!!!

*JIS/BSA規格の『スレッデッドBB』が優れている点はまさにココ。メタル素材のネジ受けは追加工が出来るため、ショップが組み付ける際に専用工具を使ってタップを切り直し、しっかりとベアリング同士の水平、そしてフレームとベアリングの垂直を出してのセッティングができます。また、例えば軽量なカーボンフレームであっても、車両のコアになる部分『重心の中央部』にアルミブロックを使用する事で剛性を増す事ができ、ペダリングから来る踏力を逃がしません。

あとね、

固定力に優れているため、プレスフィット(主にBB30)にありがちな『異音』も出ずらい!!

そう、固定力に優れているため、BB30でも『異音』が出ません!!ヤバー!!

更に!

着け外し簡単、再利用可!!
メンテ毎にBBを買い直す必要がありません!

更にさらに!!
左右が連結されたアルミブロックが、大きな空洞となっているカーボンフレーム中央内部の橋渡しをする補強材として固定されるので、剛性もアップ!

クランクシャフトにはその構造上、シャフト両端から交互に『ほぼ独立した力』が踏み込まれ、ベアリングは基本的に片方ずつ負荷を受けます。しかし、このBBは剛性の有るアルミのケースが連結してフレームに固定しているため、左右のベアリングの水平を強固に保つ事ができ、結果、双方のベアリングが力を無駄なくフレームに伝える事が可能(よじれを生じにくい)で、また、逆にフレームのしなりをも効果的に駆動系に伝えるブリッジとなります。

また、実はベアリングも単体で交換できるので、結局コストパフォーマンスもメッチャ良いんじゃね!?って感じなのです。

合体メカはやはり最強だった

合体メカはやはり最強だった

結論:プレスフィットBBは合体モノ(WISHBONE or Praxis works)が最強!

ラモーンズでオーバーホールをして、その際には是非BBを変えましょう。
マジでフィーリングが変わりますので、超オススメです!

ご依頼お待ちしてます〜

ラモーン