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2017年8月15日

古都に舞う一陣の風 / Neilpryde BAYAMO

直線を基調とした美しいアウトラインが、戦闘機然とした迫力を醸し出すニューバイヤモ。

目を引くギミックや派手さを追う事無く、シンプルに使い易く構成されたフレームがアスリートの能力を引き出す。シンプルであるが故に、本気プロダクトならではの機能美が引き立つ好例といった感じですね!ちゅーわけで、今回はフルモデルチェンジとなった新作フレームにシマノDi2エドコのカーボンウィールを合わせ、さらにはパイオニアのおにぎりまで入れちゃった全部入りを組んだのでご紹介!

ニールプライドのTT/トライアスロンウエポン「バイヤモ」

名前の由来になったのはキューバの都市「バイヤモ」に吹く風

ミルキーブルーと言われる強烈に綺麗な海、そして風と波に恵まれキューバですが、情勢変化に伴い2015年に国交が回復するまでは「社会主義国最大の敵アメリカの文化」と見なされていた「サーフィン」は現地では全く普及していなかったそうです。しかし、だからこそアングラ・カルチャーとしてのマリンスポーツを楽しめる最後の楽園としてキューバは世界中から注目を集めているんですね。わざわざこの名前をTTマシンにつけるあたりに、ニールプライドのルーツであるマリンスポーツへの愛とリスペクトを感じます。

さて余談ですが、チェ・ゲバラやフィデル・カストロによる革命で有名な国キューバにおいて、バヤモは首都ではありませんが特別な場所のようで、キューバ国歌にも登場します。

La Bayamesa(バイヤモの歌)と、題名の「ラ・バイヤメーズ」でわかるように、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を手本に作曲された革命(スペイン植民地支配からの独立)の歌が国歌になってるんですね。そのおかげか、少々攻撃的かつ勢いのついた歌詞が特徴です。が、最後の「武器を取れ!勇敢なる者たちよ、急げ!」この部分なんかは、革命戦争をレース競技に置き換えたらピースフルかつテンションが上がってイイ感じだと思うのは部外者だからでしょうね。当然、武器ってのは銃ではなくニールプライドのバイヤモでね。

フレームの特徴は↑の動画をチェック!

前モデル「バイヤモ リミテッド」とは大きくイメージを変更しながらも、変わらない懐の広さが魅力

ニューバイヤモで先ず目につくのはボディシェイプの刷新

特にシートチューブからリアトライアングルにかけての造型はトレンドを取り入れた事で全くの別物に。ボリュームの有るBB周りはそのままに、各パイプを繋げるリブは更に大型となり、踏力を受け止める剛性をアップ。またウイング状のシートステーはシートチューブ(ボード?)からサイドに張り出して横から繋がる特殊なカタチに。まっすぐに組み合わせずにサイドから繋げた事で、リアホイールのアクスルからサドルまでの間に衝撃の逃がし部位ができ、路面からの突き上げを吸収し衝撃を緩和する役目も。ボリュームアップしつつも剛性過多にはならないよう、しっかりと気を使っているみたいですね。

トップチューブは空力特性に優れたホリゾンタル(XSサイズ)、トップチューブ上部前方にはサブボトルケージなどを固定できるダボ穴が新たに配置された

直線を基調としたデザインと、ブラック×ブルーのカラーリングが相まってシャープな印象を更に引き立てる

スタンダードなコラム式ヘッドでコントロール周りを自由にセッティング

ヘッドの構成は旧モデルから変更無くスタンダードな仕様。ムチャクチャ短いヘッドチューブに一般的なオーバーサイズコラム、ベアリングはインテグラル式。なので、サードパーティ各社から出ている様々なハンドルとDHバーの選択ができ、結果的に自由なポジショニングが可能。汎用部品での構成になるから、カスタマイズも自由自在ですね。ほんでヘッドチューブが短いので、小さいサイズのフレームでも下ハンを低ーい位置にセットして落差を出したり、逆にコラムスペーサーで位置を上げて長距離レースに対応したりと、何でもOK。正直やりたい放題です。

今回は下ハンとTTバーのセット「3T・VOLA PRO」に、「PROFILEDESIGN・J2 BracketKit」を追加してアームレスト取り付け位置を変更して幅をメッチャ広げました。TTだと狭くセットして頭を隠す様な空力重視のポジションが一般的ですが、今回は長時間のエアロタックポジションでも肺が圧迫されないようにとの判断から、身体への負担軽減を重視した結果です。

あと、DHバーの径は汎用品はだいたいどこも一緒なので、バー自体とか部品は流用が効くのがうれしいですね。このへんもオススメのポイントです。

ハンドルセットは3Tの「VOLA PRO」、アームレストはズレ防止につっかえ棒を加工して装着。変速関係は「アルテグラDi2」でDHバーでも下ハンでも変速が可能に。変速のストレスを無くしタイムに直結する重要パーツ

今となっては超レアな逸品、GDRのカーボンステム「10ROUND」。トップキャップにはラモーンズ×βの「チタンキャップ」を装着

DHバーを含めたTTハンドル構成のバイクには電動シフターが◎

変速関係はシマノの「アルテグラDi2 6870」をフルセットで投入。
「ST6871 TTレバー」&「SW-R671 バーエンド変速スイッチ」を軸に、「新型シートポスト内蔵バッテリー」「ワイアレスユニット」などで、一定速度での巡航で真価を発揮するシンクロシフトシステムや、サイコンへのギア表示、無線でのDi2コントロールにも対応させました。

電動変速機はDHバーを含めたTTハンドル構成の時にこそ、その真価を発揮します。

・レバーでの引きの微調整も、力をかける必要も無し。ボタンを押すだけで正確にチェンジ。
・機械式は変速時にTTバー先端へ手を動かす必要が有ったが、電動はスイッチが付けばどこでも変速操作可。
・したっけ、ブレーキングや深いコーナーなどで下ハンを握ったままでも変速可。
・てか、シンクロシフトなら、余計な事は考えずに変速は右のボタンだけ操作してればOK。

ってな感じで、結果として変速ストレスを解消し、その分のエネルギーと集中力をペダリングとマシンコントロールに集中できるって訳です。レースがキツければキツいほどその特徴が効いてくるでしょうね。

あと、ギア比は53-39 × 11-32Tと、かなーりワイドな設定にしたため、RDはロングケージに。これはアップダウンが多く、距離も長いトライアスロン大会を主眼に置くオーナーさんが、何としてでもランへ脚を残す為にと採用。クランク側は一度にチェーンにかかる歯数を多く踏力を効率良く伝える53-39Tを、カセット側は重ーい11Tからきっつい登りで「頑張らない事で脚を温存する」ための32Tをと、美味しいとこ取りな内容になってマス。

11-32TのワイドカセットにアルテグラDi2ロングケージの組み合わせ、バラモンキングなどアップダウンの激しいロングレースでも安心

ブレーキは、コントローラブルかつ効くダイレクトマウント

前後ブレーキはダイレクトマウントタイプ。フロントはフォーク前方、リアはBB下に配置。

尚、リアブレーキは「シマノ」だとアウターワイヤー受けの位置の問題で、パイオニアステージスなどの一部パワーメーターユニットに干渉してしまいますが、「TRP/T851」や「FSA/エアロダイレクト」などを使用する事で前述のユニット干渉問題を解決出来ます。今回はTRPのT851をインストールしましたが、アルテグラダイレクトから交換しても全く違和感の無い、高いコントロール性とストッピングパワーを発揮しました。正直TRPは不安に感じる方も居ると思いますが・・・T851は大丈夫です。

ダイレクトマウントのリアブレーキには「TRP/T851」を採用。パイオニアパワーメーターユニットの併用もバッチリ!

アルテグラのクランクには「パイオニアパワーメータ(ペダリングモニター)」、通称「おにぎり」を装着

冗談で2つ付けてますが、サイコンはどちらか1つで大丈夫デスヨー(ペダリングモニターとしてベクトルを見る場合にはパイオニアを)

スイスの老舗ホイールブランド「エドコ」のレースウィールで巡航スピードアップを狙いつつ疲労の蓄積はダウン

100年を超える歴史を持つ、ヨーロピアン・パーツマニュファクチャラー「エドコ」。現在はインダストリアルデザインで有名なオランダの「TSGグループ」に属した事で、本社機能とホイール組みをするファクトリーはオランダに移ったものの、ハブボディ自体は変わらずにスイス工場にて切削が行われている。超シンプルな構造で軽量かつ高剛性なオリジナルハブの設計と、それを実現する高いアルミ切削技術、そして組み上げ精度の良さで世界的に評価が高い。

今回のチョイスは46mmハイトの軽量カーボンクリンチャーリムで、登りから巡航までオールラウンドに使える「アンブリアル」のナローモデル。現行型はワイドなエアロリムになりましたが、ナロータイプにも様々なメリットが有ります。先ず23Cタイヤに最適化されたリム幅ならフレームのクリアランスを気にする事も少ないですし、なにより外周が軽いので踏み感は軽快そのもの。実際に前後セットで1425gと軽量で、高い空力特性を持ちながら登りでも足枷になりません。なによりシャープな見た目も好印象ですね。

ちなみにこのリムですが、TSG GROUPの3Dリムドリルマシンを使用して、ハブからのスポーク進入角度とスポーク径をもとに、完全にマッチしたジャストな穴開けがおこなわれています。これにより、スポークホールを最小限のサイズで開ける事ができ、リム内側のエッジに余計な凹凸を作らない事で乱気流を抑制している他、スポークホールのエッジがスポークの側面に当たった状態でテンションをかけた事で起こる不要な「支点」の追加と、そこに発生してしまうストレスから来るスポークの不可思議な折れ、また状況によるスポークテンションの大きな増減も抑制する効果があります。※edcoのカーボンリムは全てこのマシンで穴開け加工。

現在、日本で手に入るedcoのホイールは45mmハイトのワイドエアロリムを採用した「アンブリアル」のみですが、ラインナップが増える事を願ってます。マジで良いから!!!!

シャープなリムがカッコイイ「アンブリアル」。スルスルとスピードが乗っていく感覚はトライアスロンに最適

練習用のアルミホイールは「edco」ジュリア。Jベンドのsapim「レース」スポークと、専用工具無しでバラせるedco「アプテラ2」ハブの組み合わせ。高性能且つトラブル時も対処しやすい構成で普段使いに最適

コレもレアモノ!東レの高級カーボンを惜しげも無く使った、GDR「カーボンボトルケージ」。ホールド感が高く割れにくい、絶版なのがムチャクチャ惜しまれる逸品です

ケレン味の無い構成がそのまま素直な扱いやすさに直結。自由なパーツチョイスで、用途と好みに合わせたベストセッティングができる!

てなわけで、むっちゃカッコ良くて走りもバッチリなTTマシンができました。

やっぱニールプライドは安心ですね、どのモデルもしっかりと与えられた使命に即した性能と、僕らメカニックが組みやすい仕上げの良さ(つまりは整備性が高いって事ね)、そして個性がしっかりと存在しています。何度も言っていますが、スタンダードな構成とセッティング幅の広さも言わずもがな。

バイヤモリミテッドは全日本選手権U23を制して日本一に輝きましたが、その素性の良さをしっかりと引き継いで更に伸ばした印象の有るニューバイヤモ。TT、トライアスロン問わず、その懐の深さと素直な反応で出しゃばらずにライダーの潜在能力を引き出します。

はじめてのTTマシンとしても、今乗っているバイクからの乗り換えでも問題ないでしょうね。

こ れ は い く し か ! !

「カリブ海の風」なんだから自由であるべきっしょ!


2017年8月12日

キメさんちの末っ子がきました / KOGA KIMERA-AL sora

今回は前回に続きダッチブランド「KOGA」!

KIMERA ロードシリーズの末弟で、アルミフレームにシマノSORAコンポを搭載した「KIMERA−AL sora」が入荷してきたのですが、いつも通りカタログ写真より実車がカッコ良かったので紹介します。

ロード入門にも最適なアルミニウムフレーム

過去にはワールドツアーチーム「スキルシマノ」にスカンジウム/アルミニウム合金(チタニウムに近い特性が特徴、メタルフレーム全盛期の終盤に登場したお高い特殊メタルフレーム様の一角)フレームを供給し、ツールドフランスなどビッグレースでカーボンキラーとして名を馳せたコガ。ロマンですね。

ほんで、今回のキメさん。そこんちのアルミフレームですから、まあ走りますよね。ほんで頑丈なメタルフレーム(フォークはカーボンね)なので、入門用としても最適。ちょっとくらい粗く扱ってもなかなか壊れないので、長く乗る事ができるのも安心ポイント高めですな。

ハイドロフォーミングで形成されたパイプの曲線が美しいフレーム

ハンドルとステムは上位グレードと共通のオリジナル。形状は握りやすいアナトミックを採用

コンポは新型R3000のSORAをフルセット、ブレーキ形状もエアロな感じ

ポストとサドルもオリジナルでキメ!

メタリックな質感のグレーをベースに、鮮やかなブルーラインが映える

形状が変わった新型SORAのコンパクトクランク。体力ついてきたらおっきくすらエエねん、マジで

11-28Tのワイドなギア比で登りも平坦もまあなんとかなるっしょな9スピード

お盆でダラダラしているアナタ!運動しようかな?と思ったらロードバイクがオススメ!

目的地は何処でもいいんですよ。ガッツリとダッシュして筋肉に負荷をかけるトレーニングも、ダラダラはしるお散歩ライドも、自由です。ランニングとかに比べてヒザ等各関節にも負担が少なく、横着ができて、改造や整備の楽しみもあって、ほんで走れる距離が伸びていくだけで達成感があってオモシロイ!、マジで始めるしか・・・・。

ってなわけで、ロードバイクを始めてみようかな?と思ったらコイツがオススメ。
慣れてきたら参加型イベントとかレースとか、そういうのにもバッチリ対応!
クロスバイクより全然速くて、カーボンロードほど気を遣わないで乗れるのがエントリーアルミロードのポイント。
しかもコイツはオランダが誇るKOGAのKIMERAシリーズだもん。走りの方もバッチリ!
フルシマノコンポで安心!キメラシリーズってことで安心!な心優しき末弟でした。ケンシローかよ。
つーか単純にカッコイイのでオススメです。

涼しくて走りやすい秋口に向けて、ロードを始めるなら今しかない!おいでやす〜

 

〜 ほんでさっそくですが試乗会のお知らせ 〜

2017年 8月14日(月)に、埼玉県の荒川彩湖公園にて、KOGA・NEILPRYDE日本輸入元ジオライドジャパン様の試乗会が有りまっす。

どのバイクが乗れるかは正直しらんけどエントリーからハイエンドモデルまで色々と乗り比べ出来るみたいなので、この2メーカーにご興味のみなさま、ロードを始めたいという方は是非、一度しっかり乗ってみて体感してください!

イベント詳細はこちら!

※今回の試乗会会場は秋葉のラモーンズじゃなくて埼玉県の荒川彩湖公園ね!まってるぜ!主に代理店の人達が・・・

アウターワイヤーやフォークエンド、ホイールのステッカーをブルーで統一した纏まりのあるルックスがステキでしょ。また別にオレンジのパターンもあるんだなコレが!


2017年8月9日

天上天下★唯我独尊 / KOGA KIMERA Prestige 105

剛性も強度もバッチリキメキメなキメさん登場

自転車大国オランダが誇るロードバイクブランド、『KOGA』の『KIMERA』シリーズとは

そう、オランダブランドなんですよコガ、古賀さんでも古河さんでもありません。その昔、ミヤタ自転車と提携して「コガミヤタ」とかやってたり、その時期にワールドツアーチーム「スキルシマノ」がツールに出てたりしてたのでなんか日本的なイメージがありそうですが、自転車王国オランダで40年以上の歴史を誇る質実剛健なヨーロピアン★スポーツバイク ブランドなのです。

中でも、オリンピックトラックレースでオランダナショナルトラックチームにメダルを獲らせるために立ち上がったのが「キメラ」プロジェクト。トラックから始まり、カーボンロード、アルミロードと展開し、そのどれもが強烈な剛性感と素直な特性で高い評価を得ているのが特徴。ヤベーヨヤベーヨ

ほんでカーボンロードのキメラシリーズですが、共通のシェイプながらプレステージ・プレミアム・プロと3種類をラインナップ。違いを簡単に説明するならば・・・

・一番軽くて反応が良くて剛性感が高いリアルレーシングモデルが『プロ』
・一番頑丈かつ安定感が有り、最初のカーボンバイクとしてもオススメのスポーツモデル『プレステージ』
・両方の特性の間くらいの良いとこ取りで、何でも出来るオールラウンドモデル『プレミアム』

つまり、特性と重量でコストが違うので、高いモデルだけが偉いってわけじゃ無いのです。

用途に合わせて選ぶのが吉、って事やね。

んで、今回はプレステージをご紹介!

曲線を基調とし、過去モデルよりラウンドしたトップチューブや細めのリアパイプ周りを採用することで乗り心地を良くしたフレームシェイプに加え、他グレードよりカーボン層を厚めにとり、頑丈さをもたせた105完成車。・・・とは言うものの、そこはやはりKOGAでした。剛性感たっぷりで「どの速度域でも踏めば答える」特性は健在です。

見た目からもう強そう。鮮やかなブルーを基調としながらも渋くまとまったカラーリングがイイ!(size 500)

ゴツイヘッド周りからリアに向けて引き締まっていくボディーシェイプ

リアブレーキをBB下に配置し、スッキリとしたリア周り

トップチューブ・シートパイプからのリア周りは過去のモデルより細身に纏められ、衝撃と突き上げ感を軽減している

ブレーキは前後ともダイレクトマウント。左右のアームが独立して固定されるため高い剛性感とカッチリしたタッチが特徴

ギア比は52-36/11-28

ハンドルはKOGAオリジナル、アナトミック形状のアルミバー

ヘッドからBBにかけて、ブルーからカーボン地、ブラックへと変わる凝ったグラデーション

リアブレーキはBB下に配置

シートポストとサドルもKOGAオリジナル。フレームのカラーリングでデザインが違うのはサスガ

よく見るとホイールのサイドデカールもブルーだったり芸が細かい

キメラプレステージのカラーリングパターンは2種類。上記の青に加え、オランダのプロトライアスリート「rachel kramer」選手のレプリカモデルが登場しました。

「オリンピック・ディスタンス」と呼ばれるトライアスロンの中ではショート系に属するレースで活躍する同選手。国を代表して世界中のレースを転戦しているため、やはりバイクのカラーもオランダを象徴するトリコロール(オランダ国旗は世界最古の三色旗)をあしらったスペシャルとなってます。リオオリンピックでも走ってたので、見覚えの有る方もいるかも??

こちらはオランダの女子トップトライアスリート「レイチェル・クラマー」のシグネチャーモデル(size 470)

ブラックアウトされたボディに、オランダの国旗を模したトリコロールカラーのストライプラインが配される

こちらのカラーパターンのホイールデカールはレッド

角度を付けて見ると、ヘッドからダウンチューブへのゴツさと、トップからリアステーへの絞りがよくわかる

バックにはKOGAのロゴ、トップチューブにはKIMERAのロゴがブラックオンブラックで入る

サドルとシートポストはKOGAオリジナルでブルーとは別デザイン

よく見るとヘッドのサイドにはブラックアウトされたキメさんが!!

ヨーロッパのバイクブランドというと、つい華美なイタリアンブランドフランチバイクに目が行きがちですが、文化に根ざした質実剛健さを誇るダッチブランドとか渋くてステキ過ぎると思います!

世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」とかつい言っちゃうフロンティアなのか唯我独尊なのかよくわからないスピリッツに溢れたKOGA。マジオススメです!!!

あ、あとロードバイク入門用のアルミキメラも来ました!こちらもメッチャカッコイイぞ!

キメラDNAを継いだブッコロスゾ系入門ロードバイク「KIMERA AL」


2017年7月31日

太いタイヤは伊達じゃないゼ / SURLY WEDNESDAY

アバー!

というわけで、今回はステキムテキなぶっといタイヤで高い走破性を発揮する本気の悪ふざけジャンルFAT BIKEからラモーンズのオススメ車種、

サーリー「ウェンズデイ」をご紹介!

砂浜や雪上をガンガン進むバルーンタイヤとか、なんかノスタルジックなルックスとのアンバランスさとか・・なんかもうウニモグみたいな感じ。キモ可愛カッコイイですね〜。

さて、なんかファットバイクってそのポップな外観からか、ただのおふざけだと思われがちですがよく走ります、ダートでその真価を発揮します。砂浜とかでは実際ムテキですし、ダウンヒルコースとかでも急なステップダウンとか大きすぎるギャップなんかが無ければ大体はイケます。てかオモシロイです。マジで

重心が低くてホイールベースが長いので、安定感抜群!そしてブットいタイヤは、ちょっとくらいの轍(わだち)なら無かった事に!

ちょー楽しいです。ヤバー!

迫力のサイドビュー。26インチホイールですが、タイヤ外周は700Cよりデカい

極太タイヤとシンプルなフレームは相性抜群!

バックビューもインパクト最高!目立ちたいならコレしか!

フロントタイヤが轍を拾っても、広ーいハンドルがなんとかしてくれます

ブラックバーンのペットボトルホルダーで清涼飲料水をそのままホールド!(写真はイメージです。あくまでイメージです)

DMRレーシングのカッコイイペダル。靴底にガッツリ食いつきます

コンポーネントはマウンテンバイクで圧倒的なシェアと支持を誇るSRAMで統一

冗談みたいな構造のリムにまさかのフレンチバルブがステキ過ぎる

細かい説明とかいらんでしょ、観たらわかる典型みたいなバイクですね

以上、ファットバイクはイイゾって事で。

あと、サーリーはちゃんとクロモリ鋼なので軽くて丈夫!
サスペンションはついてないけど、補って余り有る走破性が魅力です。

まあ細かい事はいいから乗りましょう。おすすめです


2017年7月13日

ステルスアタック・オブ・アメリカンニンジャ / FUJI SL-ELITE

…日本発祥の伝統的メーカながら、アメリカに渡り独自の進化を遂げた謎のスーパーステキネームド『フジ』ブランドからのワンマン・クロフネ。得も言われぬ迫力と高い性能を秘めたこのハイエンドロードフレームは、まさに里帰り系アメリカンニンジャだ。

登り坂で背後に忍び寄る影、ニンジャナンデ!?アイエエエエエ!!
それはステルス・アタッカー『フジ エスエルエリート 』であった!

真横からのビューではチェーンとスプロケ以外ほぼ全てをブラックアウト

カラーネームの「アヴァンギャルド」を象徴するモザイク模様がキュビっててステキズム

衝撃を分散しつつ強度を保つ楕円断面シートステーと、パイプ内に強化リブを持つ日の字断面構造(RIB)のフロントフォーク

と、いうわけで、今回は『FUJI SL-ELITE』を新デュラ×レーゼロナイトで組んだのでご紹介。

こちら、2011年のブエルタ・ア・エスパーニャを制した名車『アルタミラ』をご先祖に持つ、メーカー公称値695g(付属品除くフレームのみ)の超軽量フレームなんですが、

軽いだけじゃなくて反応性抜群、でカッチリシャープに仕上がっているピュアレーシングスタイルが特徴なんですよマジで。

CAJA RURAL – SEGUROS RGA のチームカラーにペイントされたSL。てかサイズがやたらデカい!緑もステキ!

ちなみに、アルタミラ比で重量は19%とか削減しているのにもかかわらず、各部の剛性は9~18%アップ。そんなん言われても実感湧きませんが兎に角、軽いだけじゃない、勝つためのコンペモデルとしてカッチリ仕上げてきたって事です。高反応に割り切った潔い作りが好印象!

実際、スペインの強豪プロコンチネンタルチーム『カハルラル・セグロスエレヘアー』が使用して世界各地で大暴れ。ハイレベルなレース現場、最前線でのデータ収集ができているので、走行性能に関しては折り紙付きってとこですかね。

個人的には来年モデルでカハルラルチームカラーが出る事を本気で祈ってます。塗料分重くなってもいいので、マジでカッコイイので。イヤホントオネガイシマス フジ=サン

ホイールはフルクラム・レーシングゼロNITE でカッチリ

さらに βチタニウム × DT swiss RWS で剛性アップ。フタもシャフト同色のマジョーラをBOMB

足まわりもシャキーン!っと高剛性に、反応性を重視

これでもか!と剛性アップです。
回転と反応の良さに定評の有るフルクラムのミッレ「レーシングゼロ ナイト」。固定するのはDTスイスの「RWS」にβチタニウムのシャフトを組み込んだスペシャル。ただでさえカッチリリム×アルミスポークでマッシブなレーゼロを、βRWSで更に堅めてセット。※写真のタイヤはとりあえずですね、とりあえず。本番はコンチ「GP4000S2」とか、IRC「Formulaチューブレス」辺りを入れたいところ・・・もしくはヒルクライム会場でムチャクチャ人気のコンチのスーパーソニ子で軽量化とか・・悩みます

ワイヤー式としては異次元のシフトフィールを体感出来るST-R9100。バーテープはグリップ力の高いフィジーク

引きのフィーリングが絶妙なキャリパー。シューのフネを留めるボルト&ナットもβチタニウム

チェーンステー付け根とクランクアームの太さがほぼツライチっぽく見える・・・まさにゴンブト

軽いのに各部の幅が広くて高剛性、トルク変動の少ない動きが感動モノのFD

シャドー化でチェーン暴れを抑えつつ11-30Tまで対応のデュラエースRD-R9100

何度も言うけどワイヤー引きコンポの最高峰、『R9100』で死角無し

もうクドいから詳細はココで!!

BBはもう1択でしょ。WISHBONEのPF3024でフレームコア部の剛性と回転効率を底上げ。全て合体式にしましょう。あわせて、左クランクの留めボルトもβチタニウムで強化&軽量化&ドレスアップ!

ステム、ハンドルもフィジークで統一。トルクスのボルトはβチタニウムに変更して軽量×高剛性にブーストをかけた感じ

BBはお馴染み合体式、クランクボルトなど各部にβチタニウムボルトを採用

最近の軽量フレームのトレンドに従ってか、このSL ELITEもBB受けの口径が大きく、そして腹下にワイヤーを通しガイド受けを設置するための大穴が開いている「お口大きめ構造」。そのためBBの選択如何でフレーム剛性自体が大きく変わります。まあ、ここはWISHBONE一択でしょう。フレームに対して左右から加わる力をBB自体で受けてくれるアルミ削り出しの合体構造は、このフレームのベストチョイスだと思います。わりと真剣にね。

あとはβチタニウムもいっぱい投入!トップキャップを始め、ステムボルトとか左クランクボルトとかキャリパーシューのフネを留めるボルトとか。特にステム周りは剛性アップの他にドレスアップとしてもわかりやすく、またトルクスネジを使ってる場合には整備性も上がります。左クランクの留めボルト(ヘッドサイズが特殊)は最近出た新商品ですが、コレはJPTの選手からの「ネジへの負荷でピッチが変わって受け部をナメるから対策がしたい」という要望に答えて作ったモノです。変形限界が高く弾性の有る「転造64チタンボルト」ならではの変形の少なさで、受け側(クランク側ナット部)にも優しいステキグッズですね。

パワーメーターは、付け替え簡単で左右独立計測が可能なガーミンちゃん。シマノシャフトにも対応

最近は一般的になってきたものの、「取り扱いの難しい製品」という印象がぬぐい切れないパワーメーター。取り付けの手間が極端に楽なのが、このガーミン 「ベクター2J」ですね。ペダルとしてつけるだけ。左右の踏力比も出るので、たいていの事はできます。スゴイネ!

結論 ニンジャステキ

名店の冷やし中華の上に乗ってる水菜並みにシャキシャキで気持ち良い!反応の鋭さが印象的でした。

レーシーなヒルクライムバイクを組みたいならSL ELITEは選択肢に入れるべきでしょう。フレームセットだけの販売ですが、他社のハイエンドフレームに比べて圧倒的にコスパが良いので、その分、部品にコストをかけられるのが特徴ですね。

あとは、フレーム内部などの仕上げが良かったのも好印象。正直、アルタミラは組む際に細部の作りの荒さが気になっていましたが、SLではキッチリ改善されてスムースな内壁がイイ感じ。構成上のジョイント部を減らし、カーボン成形跡のシワやヒダを極力残さないようにする事で、フレーム重量を削り、公差を減らし、剛性の向上にも寄与しているって感じ。

オーナーも少ないしもっと評価されても良いと思うのですよ・・・17モデルはメーカー在庫もすでに極小なので、まずはラモーンズで相談だ!