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NEILPRYDE

2017年8月15日

古都に舞う一陣の風 / Neilpryde BAYAMO

直線を基調とした美しいアウトラインが、戦闘機然とした迫力を醸し出すニューバイヤモ。

目を引くギミックや派手さを追う事無く、シンプルに使い易く構成されたフレームがアスリートの能力を引き出す。シンプルであるが故に、本気プロダクトならではの機能美が引き立つ好例といった感じですね!ちゅーわけで、今回はフルモデルチェンジとなった新作フレームにシマノDi2エドコのカーボンウィールを合わせ、さらにはパイオニアのおにぎりまで入れちゃった全部入りを組んだのでご紹介!

ニールプライドのTT/トライアスロンウエポン「バイヤモ」

名前の由来になったのはキューバの都市「バイヤモ」に吹く風

ミルキーブルーと言われる強烈に綺麗な海、そして風と波に恵まれキューバですが、情勢変化に伴い2015年に国交が回復するまでは「社会主義国最大の敵アメリカの文化」と見なされていた「サーフィン」は現地では全く普及していなかったそうです。しかし、だからこそアングラ・カルチャーとしてのマリンスポーツを楽しめる最後の楽園としてキューバは世界中から注目を集めているんですね。わざわざこの名前をTTマシンにつけるあたりに、ニールプライドのルーツであるマリンスポーツへの愛とリスペクトを感じます。

さて余談ですが、チェ・ゲバラやフィデル・カストロによる革命で有名な国キューバにおいて、バヤモは首都ではありませんが特別な場所のようで、キューバ国歌にも登場します。

La Bayamesa(バイヤモの歌)と、題名の「ラ・バイヤメーズ」でわかるように、フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」を手本に作曲された革命(スペイン植民地支配からの独立)の歌が国歌になってるんですね。そのおかげか、少々攻撃的かつ勢いのついた歌詞が特徴です。が、最後の「武器を取れ!勇敢なる者たちよ、急げ!」この部分なんかは、革命戦争をレース競技に置き換えたらピースフルかつテンションが上がってイイ感じだと思うのは部外者だからでしょうね。当然、武器ってのは銃ではなくニールプライドのバイヤモでね。

フレームの特徴は↑の動画をチェック!

前モデル「バイヤモ リミテッド」とは大きくイメージを変更しながらも、変わらない懐の広さが魅力

ニューバイヤモで先ず目につくのはボディシェイプの刷新

特にシートチューブからリアトライアングルにかけての造型はトレンドを取り入れた事で全くの別物に。ボリュームの有るBB周りはそのままに、各パイプを繋げるリブは更に大型となり、踏力を受け止める剛性をアップ。またウイング状のシートステーはシートチューブ(ボード?)からサイドに張り出して横から繋がる特殊なカタチに。まっすぐに組み合わせずにサイドから繋げた事で、リアホイールのアクスルからサドルまでの間に衝撃の逃がし部位ができ、路面からの突き上げを吸収し衝撃を緩和する役目も。ボリュームアップしつつも剛性過多にはならないよう、しっかりと気を使っているみたいですね。

トップチューブは空力特性に優れたホリゾンタル(XSサイズ)、トップチューブ上部前方にはサブボトルケージなどを固定できるダボ穴が新たに配置された

直線を基調としたデザインと、ブラック×ブルーのカラーリングが相まってシャープな印象を更に引き立てる

スタンダードなコラム式ヘッドでコントロール周りを自由にセッティング

ヘッドの構成は旧モデルから変更無くスタンダードな仕様。ムチャクチャ短いヘッドチューブに一般的なオーバーサイズコラム、ベアリングはインテグラル式。なので、サードパーティ各社から出ている様々なハンドルとDHバーの選択ができ、結果的に自由なポジショニングが可能。汎用部品での構成になるから、カスタマイズも自由自在ですね。ほんでヘッドチューブが短いので、小さいサイズのフレームでも下ハンを低ーい位置にセットして落差を出したり、逆にコラムスペーサーで位置を上げて長距離レースに対応したりと、何でもOK。正直やりたい放題です。

今回は下ハンとTTバーのセット「3T・VOLA PRO」に、「PROFILEDESIGN・J2 BracketKit」を追加してアームレスト取り付け位置を変更して幅をメッチャ広げました。TTだと狭くセットして頭を隠す様な空力重視のポジションが一般的ですが、今回は長時間のエアロタックポジションでも肺が圧迫されないようにとの判断から、身体への負担軽減を重視した結果です。

あと、DHバーの径は汎用品はだいたいどこも一緒なので、バー自体とか部品は流用が効くのがうれしいですね。このへんもオススメのポイントです。

ハンドルセットは3Tの「VOLA PRO」、アームレストはズレ防止につっかえ棒を加工して装着。変速関係は「アルテグラDi2」でDHバーでも下ハンでも変速が可能に。変速のストレスを無くしタイムに直結する重要パーツ

今となっては超レアな逸品、GDRのカーボンステム「10ROUND」。トップキャップにはラモーンズ×βの「チタンキャップ」を装着

DHバーを含めたTTハンドル構成のバイクには電動シフターが◎

変速関係はシマノの「アルテグラDi2 6870」をフルセットで投入。
「ST6871 TTレバー」&「SW-R671 バーエンド変速スイッチ」を軸に、「新型シートポスト内蔵バッテリー」「ワイアレスユニット」などで、一定速度での巡航で真価を発揮するシンクロシフトシステムや、サイコンへのギア表示、無線でのDi2コントロールにも対応させました。

電動変速機はDHバーを含めたTTハンドル構成の時にこそ、その真価を発揮します。

・レバーでの引きの微調整も、力をかける必要も無し。ボタンを押すだけで正確にチェンジ。
・機械式は変速時にTTバー先端へ手を動かす必要が有ったが、電動はスイッチが付けばどこでも変速操作可。
・したっけ、ブレーキングや深いコーナーなどで下ハンを握ったままでも変速可。
・てか、シンクロシフトなら、余計な事は考えずに変速は右のボタンだけ操作してればOK。

ってな感じで、結果として変速ストレスを解消し、その分のエネルギーと集中力をペダリングとマシンコントロールに集中できるって訳です。レースがキツければキツいほどその特徴が効いてくるでしょうね。

あと、ギア比は53-39 × 11-32Tと、かなーりワイドな設定にしたため、RDはロングケージに。これはアップダウンが多く、距離も長いトライアスロン大会を主眼に置くオーナーさんが、何としてでもランへ脚を残す為にと採用。クランク側は一度にチェーンにかかる歯数を多く踏力を効率良く伝える53-39Tを、カセット側は重ーい11Tからきっつい登りで「頑張らない事で脚を温存する」ための32Tをと、美味しいとこ取りな内容になってマス。

11-32TのワイドカセットにアルテグラDi2ロングケージの組み合わせ、バラモンキングなどアップダウンの激しいロングレースでも安心

ブレーキは、コントローラブルかつ効くダイレクトマウント

前後ブレーキはダイレクトマウントタイプ。フロントはフォーク前方、リアはBB下に配置。

尚、リアブレーキは「シマノ」だとアウターワイヤー受けの位置の問題で、パイオニアステージスなどの一部パワーメーターユニットに干渉してしまいますが、「TRP/T851」や「FSA/エアロダイレクト」などを使用する事で前述のユニット干渉問題を解決出来ます。今回はTRPのT851をインストールしましたが、アルテグラダイレクトから交換しても全く違和感の無い、高いコントロール性とストッピングパワーを発揮しました。正直TRPは不安に感じる方も居ると思いますが・・・T851は大丈夫です。

ダイレクトマウントのリアブレーキには「TRP/T851」を採用。パイオニアパワーメーターユニットの併用もバッチリ!

アルテグラのクランクには「パイオニアパワーメータ(ペダリングモニター)」、通称「おにぎり」を装着

冗談で2つ付けてますが、サイコンはどちらか1つで大丈夫デスヨー(ペダリングモニターとしてベクトルを見る場合にはパイオニアを)

スイスの老舗ホイールブランド「エドコ」のレースウィールで巡航スピードアップを狙いつつ疲労の蓄積はダウン

100年を超える歴史を持つ、ヨーロピアン・パーツマニュファクチャラー「エドコ」。現在はインダストリアルデザインで有名なオランダの「TSGグループ」に属した事で、本社機能とホイール組みをするファクトリーはオランダに移ったものの、ハブボディ自体は変わらずにスイス工場にて切削が行われている。超シンプルな構造で軽量かつ高剛性なオリジナルハブの設計と、それを実現する高いアルミ切削技術、そして組み上げ精度の良さで世界的に評価が高い。

今回のチョイスは46mmハイトの軽量カーボンクリンチャーリムで、登りから巡航までオールラウンドに使える「アンブリアル」のナローモデル。現行型はワイドなエアロリムになりましたが、ナロータイプにも様々なメリットが有ります。先ず23Cタイヤに最適化されたリム幅ならフレームのクリアランスを気にする事も少ないですし、なにより外周が軽いので踏み感は軽快そのもの。実際に前後セットで1425gと軽量で、高い空力特性を持ちながら登りでも足枷になりません。なによりシャープな見た目も好印象ですね。

ちなみにこのリムですが、TSG GROUPの3Dリムドリルマシンを使用して、ハブからのスポーク進入角度とスポーク径をもとに、完全にマッチしたジャストな穴開けがおこなわれています。これにより、スポークホールを最小限のサイズで開ける事ができ、リム内側のエッジに余計な凹凸を作らない事で乱気流を抑制している他、スポークホールのエッジがスポークの側面に当たった状態でテンションをかけた事で起こる不要な「支点」の追加と、そこに発生してしまうストレスから来るスポークの不可思議な折れ、また状況によるスポークテンションの大きな増減も抑制する効果があります。※edcoのカーボンリムは全てこのマシンで穴開け加工。

現在、日本で手に入るedcoのホイールは45mmハイトのワイドエアロリムを採用した「アンブリアル」のみですが、ラインナップが増える事を願ってます。マジで良いから!!!!

シャープなリムがカッコイイ「アンブリアル」。スルスルとスピードが乗っていく感覚はトライアスロンに最適

練習用のアルミホイールは「edco」ジュリア。Jベンドのsapim「レース」スポークと、専用工具無しでバラせるedco「アプテラ2」ハブの組み合わせ。高性能且つトラブル時も対処しやすい構成で普段使いに最適

コレもレアモノ!東レの高級カーボンを惜しげも無く使った、GDR「カーボンボトルケージ」。ホールド感が高く割れにくい、絶版なのがムチャクチャ惜しまれる逸品です

ケレン味の無い構成がそのまま素直な扱いやすさに直結。自由なパーツチョイスで、用途と好みに合わせたベストセッティングができる!

てなわけで、むっちゃカッコ良くて走りもバッチリなTTマシンができました。

やっぱニールプライドは安心ですね、どのモデルもしっかりと与えられた使命に即した性能と、僕らメカニックが組みやすい仕上げの良さ(つまりは整備性が高いって事ね)、そして個性がしっかりと存在しています。何度も言っていますが、スタンダードな構成とセッティング幅の広さも言わずもがな。

バイヤモリミテッドは全日本選手権U23を制して日本一に輝きましたが、その素性の良さをしっかりと引き継いで更に伸ばした印象の有るニューバイヤモ。TT、トライアスロン問わず、その懐の深さと素直な反応で出しゃばらずにライダーの潜在能力を引き出します。

はじめてのTTマシンとしても、今乗っているバイクからの乗り換えでも問題ないでしょうね。

こ れ は い く し か ! !

「カリブ海の風」なんだから自由であるべきっしょ!


2017年5月31日

NEILPRYDE / NAZARE ltd R9150

 

DESCRIPTION

シリーズ中最もコンフォートなナザーレ、「リミテッド」をR9150でアッセンブル。
ハンドルには特徴的な外観のENVYカーボンエアロハンドル、ブレーキワイヤーにはNOKONとパワーコーズの組み合わせなど、エッジの効いた部品チョイスでカブらない一台に。軽量×高剛性で乗りやすく高速巡航の得意なバイクとなっています。

SPECIFICATION

FRAME:NEILPRYDE NAZARE ltd
COMPONENTS:SHIMANO R-9170 DURA-ACE Di2 fullset
WHEEL:Campagnolo EURUS
HUNDLE:SES AERO ROAD BAR
SADDLE:FIZIK ARIONE

STEM:PRO VIBE 7s
BRAKE-CABLE:NOKON + POWER CORDZ 


2017年5月2日

風を統べる刃 / NEILPRYDE NAZARE (std)

新型NAZAREラインオフ

ついにその姿を現したエアロロードの本命「ナザレ」シリーズの最新作

気になっている方も多いで有ろうニールプライドのブランニューウエポン。GWに合わせてデリバリーが始まる(予定)のNewナザレですが、先日の試乗会で代理店様からお借りできたので、細かい部分も写真で紹介します。

更なる空力性能の獲得

ボディシェイプは評価の高かったナザレ2をベースに細部に渡って変更が加えられ、更なる進化を遂げた。
砂時計型(鼓型)と呼ばれる「中央部が窄まった形」のヘッドチューブに始まり、ダウンチューブの形状やシートステーとシートチューブの連結部などは端から見ても形状変更が入っている。これにより、剛性バランスの調整を行いながらも高い空力特性を更に活かすチューニングが施されているって感じ。

ロードバイクらしい素直な乗り味と、疲れづらいソフトな特性で初心者からトライアスリート、エンデュランスライダーにまで多くの支持を集めた『ナザレ ltd』。そして、TT然とした車体構成とそれに見合った高い反応性、俊敏さでシリアスライダーから人気のあった『ナザレ2』。双方の良い部分を合わせ登場したのがこの新型と言えます。マジステキ。

ボディカラーは本年度のコンセプトカラー黒× 青

ユーザビリティが大幅に向上したワイヤリング

また車体の構成でナザレ2から大きく変わった点が「ワイヤーの取り回し」。
ブレーキワイヤーの引込口がトップチューブ下部前方に、シフトワイヤーはダウンチューブ上面前方に移動。これによりワイヤーラインのアール(曲線)が緩く抵抗が少なくなり、結果リアブレーキワイヤーの引きは軽く、機械式変速機のタッチも大幅に向上した。また、ワイヤーのアールがなだらかになる事でワイヤー自体も長持ちし、トラブルの軽減*にも役立っている。更に、ワイヤー引込口がダウンチューブ上面で出口がBB下なので、変速時にワイヤーのテンションが大きく変わって暴れてもチューブ内壁に干渉しづらく、異音や外的要因によるワイヤーの痛みも最小限で済む。マジでステキ。整備側としても安心。

*近年、ヘッドチューブ前方など無理な位置からワイヤーを引き込む設計のバイクが多いが、それではハンドルを90度まで切る輪行時や、保管時にワイヤーを痛める事となり、それは動作不良やワイヤーの断裂を招く。レースにしか使わず、それ以外でもハンドルを大きく切らないという方なら問題は無いであろうが、一般ユーザーの使い方を少しでも考えればワイヤーの引き込み口の位置をヘッド正面に持ってくるのは正直いただけない。

*リアブレーキワイヤーはトップチューブ左下入→左下出ですが、フルアウターにしてしまえば無問題。スルスルだぜ

ブラックアウトされたフレームに指す蒼いラインが美しい

翼断面形状の各パイプで構成された細身のボディライン

逆側から

専用設計のハンドルとシートポスト(カーボン)

シートポストは軽量でエアロ形状のカーボンポストが標準装備、というか専用。過去のシリーズに対して幅が太くなり、Di2内装バッテリーの装着もイケそう。リムも空力の面から太いものがトレンドだが、これもそういうことなんでしょう。ブラックアウトされたNEILPRYDEのロゴが入ってムチャクチャカッコイイ。

アルテグラ完成車とフレームセットには、専用で用意されたフルカーボンの「ステム一体型エアロハンドル」が付属(装着)。上面はフラットな翼断面形状でドロップ部はアナトミックシャローッぽい感じ、コラムクランプ部はオーソドックスな1-1/8(28.6mm)径で、形状を合わせた専用のヘッドスペーサーが付属するので、普通にステムを付ける感じで着脱できます。ここら辺専用構造になるともう大変なので、自分で整備する派の人にも安心。尚、下ハンドル幅は+13mm、寸法の詳細はメーカーホームページを参照の事。フロントにはやっぱりブランドロゴ入り、クッソカッコイイ。しかも専用の『ガーミン取り付けステー』が付属。ヤバー

ステム一体型ハンドル、エアロでカーボンで軽くて衝撃吸収性も良い優れモノ

専用スペーサーで自然にアップライトポジションに

エアロシートポスト付属(カーボンヌ

当たり前の規格を当たり前に採用したニュートラルな部品構成

ブレーキは前後共に『ダイレクトマウント』方式で、リアの取り付け位置はシートステー上部に。そしてかなーり重要なBB規格は『BB86』を採用。

いたって堅実な選択だが、その普通さが嬉しいトコロ。基本シマノ規格準拠なので部品選びにも幅が出るほか、何より性能が、そして整備性が、更にはコストパフォーマンスが高い。ブレーキはシマノ3グレードから選べばコントロール性もストッピングパワーも申し分なく、BBは『ウィッシュボーン』にしておけばフレームを保護しつつ剛性と回転性能も上げられる。(フレームのBB受け部位はカーボンで形成されているので、変形やキズを招く『メタルカップの圧入BB』は推奨しません。)

ダイレクトなかんじのブレーキ(まえ

ダイレクトなかんじのブレーキ(うしろ

ダウンチューブからチェーンステーにかけてなだらかに繋がるリブのラインが高剛性を予感させる・BB規格は86

RDワイヤーの取り出し部はステー横、ワイヤーのアール(曲面半径)が自然につく

細身のストレートフォークでハンドリングも素直そのもの

シェイプが美しいダウンチューブ

結論:とっても良かった

肝心の走行性能ですが…当然の如くメッチャイイです!
ニールプライドならではのクセの無いハンドリングはラインの自由度が高く、グイグイ進む反応の良さもあって巡航も得意。ロードレースからトライアスロン、勿論ブルベでも頼れる相棒となってくれると思います。先日シレッと遊びに来たS社のインプレッション担当ライターM氏にも乗って貰いましたが、「よく走る、この構成のままレースでもイケる完成度の高さ」と太鼓判をいただきました。何がイケるのかはわかりませんが、なんかイケてたんでしょう。そのうちインプレ記事もアガルと思うので、それに期待。イケるよ!
*ロングタームテスト等はしていません、自分を含めた試乗した人達の意見です。まあ当社比ってやつ?

ボディカラーのブラックはクリアーとのグラデーションで、パイプ中央部はカーボンが透けて見える!エロい

って言っても「そんなん信じらんねーよ」とか、「どうせ行灯だろ」なんて言う人も多いでしょう。したっけ実際に乗って感触を確かめてください。直近では5/7に神宮外苑でプレミアムバイクインプレッション、その後は輸入元様のサイコ試乗会や、ラモーンズでの試乗会も細々とやってますので。

ってかね、マジでカッコイイバイクだからメチャオススメだよ。ヤバー!

ラモ


2017年5月1日

ラモーンズ初の試乗会やったぜ → 無事に終わりましたの巻

皆様のおかげでラモーンズ初の試乗会、なんとか無事に終了する事ができました。

休日に都心の真ん中で神田明神の周りを走る1.6kmの試乗会とか「どうせ誰も来ねーだろ」とか思ってたのにいっぱい人がきてビックリ嬉しい感じでしたありがとうございました!

ってか、マジで事故とか起きなくて良かった〜

これも偏に大人マインドをお持ちの皆様のおかげですマジで、いやマジで

なお、このエントリで紹介する3メーカーのバイクは全て、5/7(日)に神宮で行われる プレミアムバイクインプレッション にて、試乗できます!コレは行くしか!!

試し乗りの様子

ラモーンズデモバイクも乗れました

さて、上の写真はどちらもラモーンズ常備の試乗車(Surly/Rockbikes)での風景ですが、

今回、代理店様からお借りしたバイクメーカーはKOGANEILPRYDEJAMISの3種。
※注 BURA std以外は返しちゃいましたので、今は店に試乗車ありません。次回をお楽しみに〜

この3ブランドの共通点、それは

『製品クオリティが高く、ラインナップがわかりやすく、日本ではマイナーな部類に入るため行く先々で被る事もほぼ無く、そのため被ったら逆に嬉しい。でも本国では一流のブランド、珍しいだけの謎バイクでは無い』

コレです。

「昨年のグランツールには出てなかった」ってそれだけの話で、気骨のあるブランドのバイクは乗ってて楽しいし速い。
そんなバイクだから実際に体験して、愛車に選んでもらいたかったんですね。

そんなわけで、ここからお借りしたバイクのご紹介をば。

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NEILPRYDE / ニールプライド / イギリス

言わずと知れたラモーンズのメインウエポン。ニュージーランドのサーフブランドが元祖だが、2017から本社をイギリスに移しブリティッシュメーカーとして更なる躍進を狙う。セーリングマスト・ウインドサーフィンメーカーを始祖とするため、カーボンの特性と風を活かす技術に長けており(ツールドフランスでスチールフレームが現役だった頃からカーボンマストを作っていたマジモン)、また過去には設計チームに他メーカーで実績を持つ技術者を引き抜いて採用したり、デザインチームにBMWを招くなど、柔軟な物作りへの姿勢が特徴。ラインナップはカーボンバイクのみで全てUCIレースレディ、車種設定も特性毎なのでわかりやすい。

NAZARE 3 std / ULTEGRA

今回一番人気だったこの新型ナザーレ、通称『ナザーレ3 std』
※まだ一般市販のデリバリーが始まっていないモノを代理店産に無理言って借りました。

今回借りた『アルテグラグレード完成車』と『フレームセット』には、フルカーボンの『NEILPRYDEロゴ入りオリジナルステム一体型エアロハンドル』が付属。一体型なため角度の変更はできませんが、軽量高剛性で握りやすい形状。縦剛性が高く直進安定性に優れたフレーム特性で、ロードレースだけで無く、トライアスロンにもオススメです。
エアロロードに必要とされる要素は前部入り。尚、ブレーキはシマノダイレクトマウントで取り付け位置はスタンダードポジション、またフレームのワイヤー引込口も無理の無い位置にあるため、走行時だけでなく輪行や保管もやりやすい親切設計と、正直死角はありません。

新体制一発目のブランニューフレームなのでちょっと心配してた人も居るかもしれませんが大丈夫、それは杞憂です。
ワイヤーの取り回しや各部の精度、カラーリングまで全てが上質なNEW NAZARE。正直当たりですよ!

フレームセット ¥279,800 + TAX / 105完成車 ¥299,800+ TAX / アルテグラ完成車 ¥429,800+ TAX

BURA std

こちらは先日紹介した新しい ビューラ。STD(スタンダードグレード)は、SL(スーパーライトグレード)に比べれば僅かに重いと言わざるをえませんが、それでもフレーム単体950gの軽量バイク。ヒルクライム特化マシンと思われがちですが、実は空力特性にも優れ、反応の良さでスプリントもこなすオールラウンダー。

STDグレード105完成車が登場したおかげでコスト的にも選びやすいレンジに入りました。カーボンレースバイク入門車としてもオススメ!

フレームセット ¥259,800 + TAX / 105完成車 ¥299,800+ TAX / アルテグラ完成車 ¥429,800+ TAX

BAYAMO 2

昨年、全日本選手権TTのU23を制したバイヤモが、仕様を変更して登場。
※コレもデリバリーは5月下旬予定を無理言ってお借r(以下略。

ロードバイク的なハンドリング特性と、専用部品をほぼ使用しないニュートラルな部品構成により自由な部品選択が可能。新しいバイヤモは高い自由度はそのままに、直進安定性とフレーム剛性をアップ。よりTTに特化した特性になりました。ロングのトライアスロンやTTなど、平坦メインの高速巡航レースで活躍マチガイナシ!

フレームセット ¥299,800 + TAX / 105完成車 ¥369,800+ TAX

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KOGA / コガ / オランダ

日本では少々マイナーな部類になるが、世界的には評価の高い、オランダを代表する総合自転車メーカーKOGA。
オランダナショナルチームによるオリンピックトラック競技での多数のメダル獲得や、過去に別府選手が「スキルシマノ」時代にツールドフランス最終ステージで敢闘賞を獲得したりと、実は数々の実績を誇る。世界一平均身長が高い国オランダのブランドだけあって、体格の良いゴツイ選手がガンガントルクを掛けても負けない剛性と、また実直なオランダ人気質の物作りで頑丈なのが特徴。尚、過去には日本のミヤタ自転車とスポーツバイク部門で提携していた事も有り、アルミの溶接技術にも優れている。

KIMERA PRESTIGE

有力選手を多数抱えるオランダ代表チームが使用する…というかオリンピックトラック競技でオランダナショナルチームに金メダルを獲らせるために開発されたガチのトラックフレーム「KIMERA」を始祖とし、過去にはツールでも活躍したカーボンレーシングロード「キメラ」シリーズ最新ラインナップの末弟。弓なりにアールを描くトップチューブとシートステーがしなって振動を吸収し、ゴツいBBブロックとそれに繋がるマッチョなダウンチューブが踏力を推進力に変換する。車体剛性が高めのキメラシリーズにおいて、最もコンフォートで乗りやすいのがこの「プレステージ」。

写真はオランダを代表するトライアスリート『Rachel Klamer』のシグネチャーモデル。ブラックをベースにオランダトリコロールを配したライン、そしてヘッド左右に画かれたのボディ同色のキメラさんラインがシックでカッコイイ。

フレームセット ¥209,800 + TAX / 105完成車 ¥289,800+ TAX / アルテグラ完成車 ¥359,800+ TAX

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JAMIS / ジェイミス / アメちゃん

こちらも日本ではマイナーだが本国アメリカで人気のブランド「ジェイミス」。
レース規格に拘る他のアメリカンブランドと違い、ユーザーのニーズに合わせた自由なバイク作りが特徴。特に昨今、世界中で流行しているアドベンチャー系ライド(ダート区間も含めたロングライド)に適したバイク『グラベルロード』を得意とし、多くラインナップしている。

今回お借りした『レネゲイド』シリーズは、特に大陸では長い未舗装路区間が多く山間部や郊外では荒れた舗装なども多いため、太いタイヤが装着でき、ディスクブレーキを装備。かといってシクロクロスバイクほどBBドロップを上げたり、ホイールベースを詰めたりしてダートレース特化にしてしまうと気むずかしくなってしまうので、リアセンター長めでBB位置もロードのセオリーに沿ったジオメトリとしている。つまり乗りやすく、使い易く、状況を選ばない。ジェイミスが提唱する「アドベンチャーロード」というカテゴリを体現したシリーズ。※ちなみにアドベンチャーにUCIの規定とかネックなだけなので、シカトです。

RENEGADE EXPERT

軽量で振動吸収性に優れたカーボンフレームに、シマノ油圧ディスクブレーキ、105コンポを装備したレネゲイドシリーズの上から2番目『エキスパート』。ホイール固定は前後共に12mmのスルーアクスル、タイヤは700×36Cのブロックを装備(リムはWTBの2wayで、チューブレスタイヤの装着も可)し、路面状況に関わらず高いグリップと乗り心地の良さを発揮。軽いので取り回しも良く、乗り心地が良いので疲れないステキバイク。フレームバッグとかガッツリつけて旅に行きたくなる、そんな1台。なんでもやりたい人にメッチャオススメです。

フレームセット 設定無し / 105油圧Bk完成車 ¥293,000+ TAX

RENEGADE EXILE Claris

ブッチギリのコスパを誇るアルミグラベルロード『レネゲイド エグザイル』。ブレーキはワイヤー引きTRPですが、頑丈なアルミフレームにディスクブレーキの組み合わせで安心感抜群。何よりこの価格なので、使い倒す通勤通学バイクとして、またはカスタムベースとしてもオススメです。

フレームセット 設定無し / クラリス完成車 ¥95,000+ TAX

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マジでどれも良いバイクですので、是非ご一考ください!
ってか直近はプレミアムバイクインプレッションですが、また近いうちにラモーンズでも開催しますので乞うご期待!

ラモ


2017年4月14日

最強の遺伝子を継ぐもの / NEILPRYDE BURA std ※試乗可

祝!ニールプライド2017『ビューラ(スタンダード)』デリバリー開始!!!
なんか勢いでラモーンズでは試乗車(サイズS/トップ530)を用意しちゃいました!

ついに来ましたNEWビューラ!
「どうせslの廉価版でしょ?」みたいに思ってる人にこそ、一度乗ってもらいたい。ヤバいよコレ。

トップモデル『BURA-sl』のスーパーデューパーオールマイティで最高で最強で最高なキャラクターを継いだ弟分『BURA』。フレームのシェイプはそのままに、使用するカーボンを変更したスタンダードグレードなのですが、そこは『アリーゼ→ナザーレ』の例でもわかる通り必要な要素と成功させる方法を心得ているニールプライドがやってますのでマジ安心。単純なダウングレードじゃなくて、コスパアップのためのモデファイと言った感じ。

空力特性に優れ、強度を上げる『各パイプ連結部分のリブ』そして『極太ダウンチューブ』を完全継承。コレは強いで

ビューラの名に恥じない高性能に加え、重くなったとはいえフレームで950g(Lサイズ)完成車で8kgちょっと。ちょっと構成を変えれば、あっという間に7kg台だもんビックリやで。しかもフレームを構成するカーボン変更による重量/強度バランスの変化からか、安定感が増しているのが嬉しいですね。

サイドからはフルブラックアウトに見えるが、少し角度を付けるとアーム内側とトップに施された鮮やかなウォーターブルーのラインが現れる

フィーリングとしては、高い剛性感反応の良さはそのままに、ヒラヒラ感とリアの超反応を少々抑えて安定感を増した感じ。踏めばその分しっかり進むし、ハンドリングもクセが無いニュートラルで乗りやすい。
そんな乗り味なので、ガチのレースは勿論、カーボンロードバイク入門車、カスタムベースとしてもムチャクチャお勧めですね。コレが入門用とかマジ贅沢ね、ヤバー

2017登場のニューモデルカラーラインナップはヨーロッパのトレンドを取り、シンプルなデザインに統一された

完成車の構成は以下の通り。

コンポーネントはShimano『105-5800』で当然11速、ギア比は52-36/11-28Tと旨いとこ突いてきてます。合わせるハンドル・ステム・シートポストはFSA『GOSSAMER』で統一、バーテープとサドルは『NEILPRYDE ORIGINAL』とし、ホイールはFULCRUM『RACING SPORT』。

「堅実にチョイスされていてそのままでも不満は無いが、アップグレードしたら効果がよくわかる」というイイ感じに絶妙においしい構成ですね。

ラモーンズ的にはとりあえず最初から変えたいのはBBとタイヤくらい。完成車の構成コスト的に仕方が無いのですが、やはりWISBONEの合体式BB『BB86SH』にマッハで交換したいとこ。タイヤはHUTCHINSON『エキノクス2』か、レーシーに行くならContinental『GP4000』がオススメです。

慣れてきたらホイールをROLFの『Elan Alpha』とかに変えたらもう最高だと思う、個人的に。

FSAのアルミステム&ハンドルに5800-105STIの組み合わせ。薄いタイプの純正バーテープはダイレクトな握り心地で反応の良さが際立つ

前後ブレーキキャリパーは105

前後の変速機も105-5800のブラック

引き締まった印象のリア周り。カセットは11-28T

ブラックの車体にはブラックのクランクが似合う。リングは52-36T、バイクのキャラクターを良く解っているチョイス

ホイールはフルクラム/レーシングスポーツ、入門ホイールながら頑丈で良く回るハブと、スタンダードなスポーク構成で何にでも使える

単品販売設定が無いニールプライドオリジナルサドル『NP Race』

Try before you buy!!(試してから買ってや)って事 🙂

2017年よりイギリスに本拠を移したNEILPRYDE。ゼロベースのニューモデルは5月のナザーレ3待ちですが、まずはNEWビューラから想像以上にしっかりと仕上げてきたので、一ファンとしても安心の出来となっていますね。あ、言い忘れたけど当然のことながら電動コンポ対応フレームですなにより、この内容で税別¥299,800という驚愕のプライス。正直、元より強烈に評判の良かった基本設計に加えてのこの仕上がりなので、コレは試してもらうしか無いでしょ。

※試乗には店頭での身分証明書の提示と、誓約書の記載をいただきます。
※作業が詰まっている場合など、状況によっては時間をお待ちいただいたく場合もございますのでご了承ください。
※スカートなどスポーツバイクの試乗に適さない格好の方や、酔っている方草などでキマっている方試乗時にバッグなどをお預けいただく事に同意出来ない方など、試乗をスタッフの判断でお断りする場合もございますので、何卒ご了承ください。
※バニホ・ウイリー・フローティングターンなどアクションライド全部禁止。マジカンベン。

 

まあなんつーか、マジで良いバイクなので一回見に来てや^^

ラモーン