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2018年11月2日

威信を示すもの / KOGA KIMERA Prestige

世界最古のトリコロール(三色旗)、オランダ国旗を大胆にあしらったピンストライプがステキ!

★ KOGAは日本の古賀さん・・・ではなくて、オランダのブランド。創業者Gaastraさんとその奥様の旧姓Kowallikさんの頭文字から。GAKOじゃなくて奥様の方が先に来るからKOGA、ステキですねヨメはんのが強いのは世界共通って事ね

というわけで今回は、トラック大国オランダの【コガ】のガチ系ロードバイク【キメラ】シリーズから、もとより耐久性に定評があるのに更に一番頑丈な【プレステージ】さんだ!

天上天下★唯我独尊 / KOGA KIMERA Prestige 105

ほんで今回はそいつをフルカスタム!

弓なりなアーチを描くトップチューブが特徴的なサイドビュー

低く構えたシルエットが攻撃的な印象。基本真っ黒だが、ラインで入る3カラーが良い仕事してるおかげで地味な印象は無い

乗り味も見ての通りのギュッと締まった感じ。小さめサイズ感も相まって”マスの集中化”に成功している感じ

以前にも紹介した、オランダの女性トップトライアスリート【レイチェル・クラマー】選手のシグネチャーモデル『レイチェル・トリコロール』カラーのキメラをベースに、足まわりからコンポ、操作系までと至る所に手を加えたスペシャルな一台。

【Rolfplima VIGOR × Vittoria CORSA】
【Shimano R8000 Ultegra × RIDEA PowerRing & BigPulley】
【Vision Metron × スパカズのなんかシマシマでステキなステキバーテープステキ】
と、個性を出しつつ性能面も堅実な内容なんですよ、コレ。

トータルバランスを重視し、極端に長短の分かれない特性の部品チョイスで仕上げていったので、けっこう軽量なかなか高剛性、でめっちゃコントローラブル

だいたい何にでも対応できる髙バランスタイプになったって訳ですね。

STARWARSとかに出てきそうな造形のステム一体型フルカーボンハンドル【ヴィジオン/メトロン5D】×【シマノ/ST-R8000】

軽く高剛性ながら微振動を拾ってくれるのがカーボンの特徴。フラットな上面は手が置きやすい。あとカタチがハネっぽい、ヤバい。多分飛ぶ。緊急時には分離して飛ぶと思う。うそです

細身なシェイプのSTIはクセが無く握りやすい。バーテープは【スパカズ/スェーブ・ゼブラ】特徴:かっこええ

5D専用のダストカバー・スペーサー・トップキャップでキレイにまとまったコラム

センターの溝が特徴【フィジーク/ヴァーサスエヴォ・アンタレス】。特殊圧着パッドとカーボンレールで見た目より全然軽いぞ

特殊なサドルレールクランプ機構でサドルの保持力がたかい【フィジーク/シラーノ00】しかもカーボン。かるい

スカッとはいきません、効くぜ【シマノ/BR-R8000】キャリパー

【リディア/パワーリング W2T】ギア比の極端な変化を抑えたことで、変速性能への悪影響を抑制しつつ楕円リングの特徴は出してきた感じ。受けるアームは【FC-R8000】で安心

引きが軽くて変速バッチリ【FD-R8000】

【RD-R8000】に・・なんかついてるー!!【リディア/ビッグプーリー アロイレッド】カーボンケージに組み合わせたのは特注レッドアルマイトのギア13-18Tだ!変速への悪影響も特に無く、調整もバッチリ。何より低フリクションでチェーンの走りが良くなって大満足ですね

圧入BBフレームにはウィッシュボーンだってば

このスーパーかっこいいホイールは【ロルフプリマ/ヴィガーαステルス】。ロルフのハイエンドアルミウィールですね。ハブとリムには、耐熱塗装としても知られるセラミックコーティング『アーマーコート』が施されているので、表面へのチップなんかにも強いぞ

ロルフの専売特許『ペアスポーク』専用設計のハブはアメちゃん、ホワイトインダストリー製

フロントハブももちろんホワイト、精度が高いからメッチャ回る。その昔、カートリッジベアリングなら精度は悪くてもOKみたいな事を言っている方がおりましたが、そんな事ありません。軸受けですから、精度の良いパーツ×高い組み上げ技術でやっと本来の設計通りの性能が出るんですよ

驚愕のグリップ力を発揮する【ヴィットリア/コルサ】。サイドはスキンが鉄板でしょ

レイチェル・クラーマー選手はココに名前入れてたけど、市販モデルではKIMERA

ガオー!!!!

はい、ってなわけでカーボンのキメさんフルカスタムでした。

KOGAは細かいモデルチェンジを行わず、一つのモデルを熟成させていくブランド。毎年のように仕様変更を重ねる大手ブランドに比べると確かに目新しさは無いものの、最初から極端な軽量化や飛び道具的な独自機構を持たせない『スタンダードかつ高性能』な堅実設計なので、大きなマイナスを背負うリスクも無く、また構成部品でキャラクターを変化させやすいのが特徴です。

堅牢な土台があるからこそ、後は自分の好みの特性を合わせてきゃ良いって訳ですよ。今回のカスタムでは軽量さと巡航性能を追いましたが、もっと反応性や髙剛成を目指しても良いし、色々やりやすいですね。

まあそれより、湾曲したトップチューブとか『いかにもコガのキメラ』っていうシェイプがカッコイイですよね!

おまけ・逆サイド

結論:元が良いからイジらなくても楽しいけど、イジると更に楽しい!

※このカラーのキメラプレステージですが50サイズのアルテ完成車のみ、ほんの少し有ります。
気になる方は早めにラモーンズへ!いらはい