ホアキンの応援でツールに行ってみよう! (st6 / Montauban – Tour de France 2016)
まさかのゴール直後に声をかけてくれたホアキン!ビックリして写真はブレブレ
Hola!! ラモーンです。いきなりですがツールドフランスに行ってきました!メルシー
事の始まりは2014年のキャニオンジャパン様ローンチパーティーにまでさかのぼりマス。
来日したみんなのヒーロー『プリート』ことホアキン ロドリゲス オリベール選手と、その友人のカルレス氏(アンドラのレストランCAN MANELオーナーシェフ)の日本観光の際、日本期待の若手『寿司ドラゴン』小林マリノとラモーンがアテンドして、競輪やらスカイツリーやら大仏アタックやら巨大銭湯での水遊びやら、色々と遊び倒した事で仲良くなったのが最初。
辻さんありがとうございました!
そしてこの最強のナイスガイは昨年(2015年)もツールドフランス・さいたまクリテリウムにて、チームメイトのアンヘル ビシオソ選手と共に来日!
「次は僕たちが行くよ!」と、のたまってはみたものの早2年以上が過ぎ、ホアキンが現役選手でいる残り少ないタイミングの事も考えると「今年行かんとアカン」と思ったので半ば強行でツール・ド・フランスへの突撃を試みる事にしました。
今回のほぼ決まってないスケジュールによると毎日移動しっぱなしの予定だったため、スーツケースとか邪魔なモノは持って行きません。パスポートと国際免許、あとは着替えとかリュックにぶっ込んで準備終わりです。なお、宿に至っては2日前の予約でしたが、ネットで予約で楽勝でした。
(Expediaとかで結構安い宿も普通にとれるぞ!しかしながら当然、早めの予約がオススメ!)
今回の飛行機の最大の懸念材料は『Sashimi-knife』そう、柳刃包丁です。カルレスは料理人、そしてヨランダさんはこれからホアキンと家族のご飯をいっぱい作る事になるので、2ファミリーの分、2本を名前入りで用意!したまでは良かったのですが・・・
後は乗り換えトラブルなんかが起きない事を祈って空港へ。
海外出張に行こうとする度に、事故やら震災やらのトラブルに遭う「海外に行けない呪い」にリアルにかかっているラモーンはかなりドキドキでしたが、抜き打ち手荷物検査に呼ばれた以外は何も無く搭乗。機内でデッドプールを観てバットマンvsスーパーマンを観てちょっと寝てもう一回デッドプールを観てたら、あっという間にパリでした。
パリ、シャルル・ド・ゴール空港(でっかい)からオルリー空港(ちっちゃい)に移動し、抜き打ち手荷物検査に呼ばれた以外は何も無く国内線に乗り換えて南仏の街 トゥールーズ へ。ここは日本自転車界期待のロードレーサー、面手 利輝(おもて トシキ)選手のホームタウンで、しかも南仏のちょうど中央辺り。交通網の要所であり、安定した気候とパンがうまい街。フランス南側周りを追っかける拠点として最適です。そしてパンがうまい。
しらんけど
凱旋門は思いの外デカかった、一言で言うとデカイ。あと白い。石畳の路面は車でも跳ねるレベルで、ここで集団で50km/hとかもうね、ヤバー! #ramonbikes #あっというまにパリ脱出ザマス
RAMON BIKESさん(@ramon_bikes)が投稿した動画 –
さて、空港間が結構離れているため、移動中に少々観光をば・・・
とりあえず凱旋門のサイズにビックリ。
正直、よくある「ガッカリ名物」と思っていましたが、良い意味で裏切られました。
しかしそんな事より重要なのは『道がヤバい』。石畳はタクシーで走ってもガッタガタ!
カーボンホイールとか心配すぎて自分では走りたくないレベルの石畳と、まだレースを観てもいないのに、ツールでやっている内容の凄さに愕然。。。
別府選手がどれだけヤバいかって事やね。ヤバー
朝焼けのヨーロッパの街並みはステキすぎましたが、野郎2人での旅なのでこんな場所にはもう用はありません。パリ滞在は移動時間を抜くと4分ほどでしたが、まだ飛行機のらなアカンのでさっさとオルリーへ、そこからトゥールーズへ。
結局預けた包丁は何事も無く一緒に到着、良かった〜。
そして、日本でも有名な某レンタカー会社のカウンターへ向かったのですが・・・
なんと、予約していたVWのポロが戻ってないという事件が発生。
※細い路地とか路駐とか縦列とかメッチャ多いので、小型車が超便利。というか必須。
ちょっと切ない気持ちになりましたが、カウンターのイケメンがノーアップチャージでフィアットのチンクェX(MT 6speed)を用意してくれたので無問題です。
やった!日本未入荷の左ハンドルで6速マニュアルだ!コレ超めんどくせえやつだ!!
しかもイタリア車、ヤバそう。日本出発前のサットゥーチョ松尾氏の発言が蘇ります・・・・
「いや〜、フィアットでピレネー山脈越えとか…リアルルパンごっこができますね〜。あの止まった車を押すヤツ!」
絶対嫌です。コワー
しかしまあ、新型だしチンクエチェントを名乗っておきながらSUVカテゴリーとか意味わかりませんが、やたらデカいしなんか丈夫っぽいので良しとする事に…
気を取り直して初日のゴール地点 モンタルバン に向け出発!
高速をかっ飛ばしてstage6のゴール地点モンタルバンに到着すると、なんかソレっぽい雰囲気!
のどかなこの街も、あと数時間で大騒ぎになりそうです #ramonbikes #montauban #tdf2016 #tourdefrance #allezyukiya
RAMON BIKESさん(@ramon_bikes)が投稿した写真 –
しかしココで問題が発生。ゴール地点がどこかわからない・・・
お昼休憩中です。 けっして迷子ではありません・・ (´・_・`) #ramonbikes #tourdefrance #tdf2016 #montauban
RAMON BIKESさん(@ramon_bikes)が投稿した写真 –
途方にくれているとなんか黄色いファミリーを発見。迷わず後をつけます。
とかやってたら、なんか「新城選手が逃げに乗り、敢闘賞が見えている」という嬉しいがシリアスな状況に・・これは時間が無い!(この段階でゴール地点が見つかっていません)
しかしココは静かな田舎街。
落ち着いて耳を澄ますと、響きわたる↑な音楽(やたらmaroon5)と、バーゲン時のおばちゃんを彷彿とさせる叫び声が聞こえてきます。
間違いなくそっちにいますね、ツール(のキャラバン)が。
その後も興奮したヨーロッパ風の外人さんにぶつかって水かけられそうになったり、キャラバン隊が投げた景品を拾おうとして地元のマダムにはじき飛ばされて半泣きになったりと、紆余曲折有りながらもなんとかゴール地点を発見。モニターを確認すると、まだ逃げてる!!
次はメディアセンター・・・・やっぱり見つからない!
係員に地図まで書いてもらったのに迷う有様。
もう集団来てしまう、アカン・・・と思いかけたときにソレは見つかりました。
ゴール地点から10分ほど歩いたトコロで、メディアカーの群れを発見!
この雑すぎる駐車・・・マチガイナイココダ!
さいたまから来た千羽鶴でほっこりする暇も無く、大急ぎで手続きを開始。
終わったらダッシュでゴールに!
・・間髪入れず到着と同時になだれ込んでくる選手達。アバババ
まあなんとか間に合いました。
そしてここでホアキンと遭遇!世界トップクラスの実力だけでなく、レース直後だというのに向こうから声を掛けてくれる気さくさと、底抜けの明るさ。コレが選手やファンを問わず大人気な秘訣なんでしょう。掛け値なしに最強にカッコイイ、鳥肌たちました。
そして見事に敢闘賞赤ゼッケンを獲得した新城選手を発見!
お疲れ様でした!!
新城選手が表彰式から戻ってきたのを発見し囲み(取材)に突入する報道陣。
レースは翌日もあるので、早目に切り上げてホテルに戻っていきました。
尚、表彰式が始まる頃には選手や各チームはもの凄い勢いで撤収。チームバスの駐車スペースはあっという間にもぬけのカラに・・・表彰で残った選手はチームカーでホテルに帰るシステムのよう。
やる事も終え、僕らも帰り支度のため公園側を歩いているとそこにはオープンセットが・・
まあ、何言ってるかサッパリわからないので見なかった事にしました。
しっかし報道陣の本気っぷりがスゴイ。
おびただしい数の生放送用電送車と機材車、そしてゴール地点近くに多数作られた簡易セット。
車内ではヘリやモト、定置にセット画像の映像からアーカイブまでをリアルタイムでコントロールするエンジニア達。
先ほど街をうろついていた際に感じたマッタリとした田舎の空気とは打って変わって、否が応にも『ココが世界の自転車レースの最高峰である』と言う事を認識させられる。
が、まあ自分にはあんま関係ないので一瞬で飽きました。
*僕らがホテルに戻った頃には近所のお店がほぼ全部閉まっていたので、夜に松尾君が飢えてたのは知っていますが見なかった事にして寝ました。ツアーでは無く、航空券だけ買って気ままに観戦に行こうという方、基本的に何処も閉まる時間が早すぎるので、メシは日中に買っておきましょう。
そんなこんなで ツールドフランス一日目(第6ステージ)はなんとか終了したのでした。
〜 気が向いたら続く 〜