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ARGON18

2018年9月28日

BRING (-BRING) it ON!! / ARGON18 RADON

はい、今回はカナダのレーシングブランドARGON18(アルゴンエイティーン)の絶版モデル【ラドン】をオーバーホール&フルペイントカスタム!

このラドンですが、最近見なくなったアルミとカーボンのハイブリッドフレーム所謂『カーボンバック』。中々に乗り心地も良く、しっかり走るのでロード入門車として人気でした。

まあ、元はわたくしラモーンのバイクだったのですが、仲間が「ロード乗りたい」と言う事でお譲りしました。したらいつの間にかガッツリとペイントしてあったので、最初の一台として丁寧に組み上げオーバーホール、と・・・

したっけメッチャ印象変わった。

かなり粒の大きいフレークを贅沢に使用したラメッラメのベースカラーがインパクト大。ただ、使用しているのがシルバーで乗せている色が黒単色なので、引いて観るとモノトーンで落ち着いた感じ。上手い

犯人はハウティペイントさん こう来るとは予想できなかった『ゼッタイにメーカーがやらないけど純正っぽい雰囲気も入ったカラーリング』。ヤバー

普段着で乗ってもOKなカンジ

↓ちなみにバラす前はこんなかんじ

なつかしいぞ

そして戻ってきたラドンさん、やたら垢抜けた感じに!

キラキラしてるぞ!でもブランドロゴや社名ロゴなどはスタンダードと合わせたフォントで塗っているので、純正感も有ってフシギなカンジ

チェーンステー内側はブラックアウトしてポップなフォントでRAMONBIKES

ヘッドマークもウチのメインロゴ

フォーク内側にはHaughtyPaint

トップチューブ上もブラックに、RADONかと思いきやRAMON

ダウンチューブにはハウティペイントさんのメインロゴが

ロゴは奮発していっぱい入れましたワッチャワッチャ!
でもラインも文字も全てブラック単色でやっているのでイヤラシくない。そんな感じ。

立体感のある粗めフレークですが、しっかりとクリアーで埋めているので表面の手触りはツルッツル滑らかさんです。強いクリアー層は塗装面の保護にもなるので、重要なポイントですね。

そして一気に組み上げ!

STIはティアグラ ST-4700、フードカバーにはシェイクスをチョイス。当然ココもブラックアウト

ハンドルはエアロ形状がステキなDEDAのアロイスーパーゼロ(モノトーン)、ステムはシンプルなシルバーでハンドルとのコントラストを楽しむ感じね

ブレーキキャリパー本体はSORAだが、シューをR55C4のカートリッジタイプに変更して制動力アップ

慣れるまではしっかりとクッションの効いたサドルに!というわけでセラロイヤルのremod

ポストはアルゴンオリジナルのアルミカーボンハイブリッド、ASP1500

5700シリーズの50-34Tカセットでリフレッシュされたクランク

11-28Tの10S構成。FD/RD共にティアグラは頑丈で動きも良くオススメ

ペットボトルとかもつかめるプロファイルのケージ。どシンプル構造

フラットペダルといえばミカシマ。オーバーホール可能でずーっと使える

BBはJIS規格のスレッド式なので、シマノ純正(ふつーのヤツ)で信頼性抜群!コアな部分は効率より耐久性で選んだ感じ

全ての要素に影響するタイヤは、奮発してピレリ『Pゼロ/Velo』を。柔らかい乗り味でグリップ力満点

そんなわけで、イイカンジに渋ハデなRADONができました!

部品構成は堅実に10Sのティアグラミックス、気軽に使えてエントリーには必要充分な内容。見た目もスッキリまとまっているので、普段着でのご近所散歩から通勤、週末のフィットネスにロングライドまで。何でもイケるぜって感じですね。

「新しい刺激は欲しい、けど乗り換えはしたくない。」とか「お気に入りのフレームを復活させたい。」なんて方にもオススメ。・・・タイミングはオーバーホール時がオススメです

あ、ちなみにメーカーさんがやってる訳では無いので、コストはボチボチかかります。あと、時間もけっこうかかります。

それでもやりたいという方。世界に一台、完全に自分のためだけのスペシャルを
という方にだけ向けたスペシャルメニューとなります。

よろしくね〜


2018年6月8日

FLOW RIDE ★ Experience!! / Argon18 Gallium

今回はカナダのスポーツバイク専門ブランド『ARGON18(アルゴンエイティーン)』から。モデルチェンジして大きく特性が変わった『ガリウム』を、ブルベ用スーパー快適仕様で組みました。路面の荒れをモノともしない流れるような乗り味、まさにフロウライダーって感じですね。

注目のカナディアンブランド【ARGON18】

エイティーン』です、『じゅうはち』じゃないです。
北米のパリとも呼ばれる、カナダはモントリオール発祥のメーカーですね。

2015年に【ボーラアルゴン18】を擁して世界最大のロードレースイベント「ツール・ド・フランス」に初登場。また現在はアスタナプロチームが使用している事もあり、世界的に今や押すに押されぬトップブランド。過去には、カナダのプロコン『スパイダーテック』や、イタリアのコンチ『アモーレエヴィータ』がジャパンカップに来日したほか、日本にもファンの多い北米最古のコンチネンタルチーム『ジェリーベリーサイクリング』にもバイクを供給している(過去にはツールド北海道にも参戦)ので、なんだかんだで知ってる方も多いはず。

「ウェーイ!ブイブイ!!」とかは言ってませんでした

2015~2016年のツールドフランスでドイツチーム「BORA ARGON18」が使用したバイクが【Gallium PRO】。今年フルモデルチェンジしたため、セカンドグレード【Gallium】として生まれ変わった

『脚を残す』特性を重視するアルゴンのDNA

このブランドの創始者は元ロードレースカナダ代表だったオリンピアンのジュベーさんで、最初は自身のショップのオリジナルブランドでした。しかし、競技自転車における空力の重要さにいち早く気づき、世界初のステム一体型フロントフォークを備えたカーボンTTマシン(E114)を発表するなどして一躍有名に。その後はアイアンマン世界選手権などトライアスロンレースで高い評価を得て実績を残し、世界的なブランドへの階段を駆け上がります。

「トライアスロン、特にフルディスタンスで多くの支持を得た」という部分が重要。この競技、バイクで180km走った後にフルマラソンが待ってるという鬼ハードな内容なため、バイクでスッカラカンになってる場合じゃないんですね。って事で『高い巡航スピードを維持しやすくも脚に優しい特性』が求められたわけです。ってなわけで、アルゴン18のバイクは全体的に乗り味が良くて優しいのですが、この辺の特性はもうDNAレベルで刻み込まれているんでしょうね。

全体的に細身のシェイプが特徴。アルゴン18のブランドカラー『ブラック&レッド』がその印象を更に引き締める

810gと軽量なフレームは独自のHM7050カーボンを使用。その実、東レと三菱をオリジナルレシオで配分したジャパンカーボン

75mmと大きくとられたBBドロップは”低重心化”によって安定感の向上を促し、コーナリングでの安定感を高める。トップ/ダウンチューブは独特な細身の角断面、BB周りからシートチューブは左右非対称且つリブのついた形状と凝った作りが特徴

さてこのGalliumですが、フレームはぶっちゃけ昨年までのトップモデルGalliumPROそのまんま(モールドも使用カーボンも一緒)ですね。フォークの素材に小変更が有った他、付属していた軽量なフルカーボンのシートポストがアルカーボンに変更された程度で、コストを抑えつつも伸びやかな加速と、優れたオールラウンダー特性は健在。マジオススメ

※動画は旧ガリウムプロの前期型。変更点はフォーク・ポストと3Dシステムがプレスフィットになったくらい。他の特徴はほぼそのままですヤバー

ブルベ/ロングライド特化の飛び道具

元より高い快適性巡航性能を持つフレームではありますが、オーナー様の「路面からの突き上げを主とした振動や衝撃を極限まで緩和したい」とのご要望で、サスペンションステムサスペンションシートポストを装備しました。「重くなる」って?いいんですよ元が極端に軽いんだし、ヒルクライム特化目的じゃないんだから。主戦場ブルベですしね。

レッドシフトのサスペンションステム『ショックストップ』。効果は名前まんま、スイング構造と中身のエラストマーがショックを吸収してストップします

ケーンクリークのサスペンションポスト『サッドバスター』。平行するリンクの間にクッション材となるエラストマーを挟んだ”パラレルリンケージ”タイプのオモシロステキサスペンション

もーなんつーかメカカッコイイ。このよくわかんないギミックと外見だけでつける価値あり

爆走系オーナーの元で長年ブルベを戦い抜いてきた愛用品を乗り換え前の愛車から移植したため、基本装備は堅実なチョイス。一部ちょいと無理してますが、わかってやってるのであればまあ許容範囲の規格差ですかね。

コンポーネントはシマノ旧Di2を軸にデュラブレーキのミックス構成、バッテリーは容量が多く、単体充電ができる外付けタイプを選択。クランクにはパイオニアのパワーメーターを左右で装備し、受けのBBには当然の如くウィッシュボーンを採用。

ハンドルは大胆なウイング形状とハの字に広がるドロップが特徴でワイヤー内装式のエンヴィのSESエアロカーボン。カーボンハンドルですが、高剛性ながらも微細な振動を減衰させる効果があるので実は快適装備です。こないだTOJで山岳賞何回も獲った某現役選手もPROのカーボンハンドル絶賛してた、ほんだで結構体感できるとおもうます まる いやマジです。

サドルはなにげに愛用者の多いタイオガスパイダーツインテール2の旧タイプ。怪獣を思い出す人とアニメを連想する人と色々居ると思いますが、どちらも違います。ちなみにこの形状、もはや絶版ですので、割れちゃったら違うの探しましょう。沼に飛び込む感じですね。いらっしゃい

ウイング形状のカーボンハンドルは空力特性云々はもとより、上ハンに手を置いたときの収まりの良さが絶品

『3Dヘッドチューブ』で25mm延長されたヘッドパイプ。快適性を高めながらも剛性を落とさないARGON18の独自構造。STIはやはり現行品よりかなり大柄だが、それでもボタンで変速できるメリットは変わらない。快適

ツインテールさん、がおー

9000デュラキャリパー。ブレーキをあえて1ランク上のグレードにする『わかってるチョイス』

アルテクランクにパイオニアパワーミーターを装備。フタは赤、やっぱり赤

ボタン一つで強力駆動の電動FD様。パワフル

ゴッツい電動RD様。パワフルフル

実は内装式より容量の大きい外着けバッテリー。外して充電できるのは正直便利

BBはウィッシュボーン、クランクにはパイオニアのパワーメーターユニット

ペダルはSPDのPD-M9000をチョイス。こういった選択にブルベライダー独自の思考が見えて面白い

ホイールはエンヴィのミッドハイトリムにDTスイスの240ハブ、Jベンドのスポークと堅実なロング向き構成

おばちゃんの写真パッケージで有名なドイツのコンチネンタルが誇るクリンチャーの名品GP4000S2タイヤ

カナダの真心、エイティーン印の独自構造

はい、小見出しの意味わかんないですね。さて、あまり知られていませんが、アルゴン18は古くからユーザーフレンドリーな独自構造を多く採用しているメーカーでもあります。ココでは“組まないとわからないけど、実際嬉しい特殊構造”をご紹介。

まずは【3Dヘッドチューブ】。コレ、ただのスペーサーじゃなくて「ヘッドベアリングの位置が変わる」コレが重要なんですね。つまり、ステム取り付け位置を高く設定しても、合わせて3Dヘッドチューブでベアリングの位置自体も上げてしまう事で、コラムに作用する(てこの原理で言うところの)力点と支点の位置を近づける事になり、余分なしなりを押さえる事ができます。剛性感を保ったままステム位置を選べるって事ですね。ヤバー

直付け、15mmアップ、25mmアップの3種類から選択

次に【可動調整式FDハンガー】。殆どのバイクの直付けFDハンガーは、シートポストに水平について動かないですよね、コレってチェーンリングのサイズによってはFDのハネ(プレート)の曲率が上手く合わない事があるんです。まあ、各社55~50Tの中間くらいを狙って作っているので殆どの場合で問題無いし、シマノをはじめとする各コンポメーカーから技術仕様書で許容範囲が告知されていますので、動かなくても良いんですが、調整できたらもっと良いですよね。はい動きます。ヤババー

ボルトを緩めてスイングさせて調整する的な方式

チェーンリングのアールに沿った位置に調整する事で、変速性能を100%活かせる

最後はチェーンステーのワイヤー受け部。あえて外部に受けを設ける事で、RDワイヤーラインの取り回し余裕を大きく取り、抵抗を最小限に。ほんで電動化の際には外れます。スマート

ワイヤー受けはボルト留め。取れます

BB受け部はイイカンジに精度が高く、リーマー用意したけど使わずイケました。そいやJIS規格だった昔のクリプトンとかも、組む前にネジ山さらっても削りカス殆ど出なかったな〜とか思い出しました。イイカンジ

ブッチギリ

色々オールマイティ

と、いうわけでできました、ガリウムブルベスペシャル”フロウライダー”。

とにかく素直な特性のフレームですので、スタンダードなオールラウンダーにしても良いし、ヒルクライム向けの軽量構成も良いかも。あ、そういや前にトライアスリートの方がS社のTTマシンから乗り換えて好成績を残してました。なんでも、「細かいターンやアップダウンの激しい日本のトライアスロンでは、極端にゴツいTTマシンで走るよりも軽量でクセのないバイクの方が楽だった」との事。まあ色々イケますよって感じですね。オススメ

ジャパンサイトもオープンしたようですので、今後もっともっとメジャーになって行くであろうARGON18。店頭に現物はありませんが、気になる方はラモーンズに相談においでやす

http://argon18.jpn.org/


2018年3月9日

打ち捨てられた弾薬箱、その趣 / ARGON18 RADON

今回はARGON18(アルゴン エイティーン)の絶版カーボンバック「ラドン」をカスタム。

★カスタムはハイエンドバイクだけの特権じゃないぞ!

このブランドの本拠地はカナダ。最近はUCIプロツアーチーム「アスタナpt」が採用したことで、国際映像にも良く映るのでようやく人気が出てきたって感じですが、元々はエアロフレームに定評が有り、主にトライアスロン界では元より有名なブランド。中でもラドンは、入門に最適な乗りやすさと快適性を特徴とした・・・って、まあこのモデルはもう絶版なので、今はラインナップには無いんですけどね。

さてさて、実は以前に「使い込まれて錆びた弾薬箱」をモチーフにフルペイントしたカーボンバックアルミフレーム。オーナー様の愛着が強く、メインレースバイクは別に有りながらも、練習やローラーで乗りまくってイイカンジにヤレてきたという事で、この度、晴れてオーバーホールついでにブレーキとか色々アップグレードと相成りました!

心配になるほど「ヤレた感じ」を醸す見た目に反して、パワーメーターまでつけちゃって「結構本気なのがステキ」仕様ですね。

茶色いサビとか絶対出ないアルカーボンも、カスタムペインターの妙技でこの通り!

コンポ構成は5800/105をメインに6800/アルテグラをミックス

性能を左右する要所にはハイクオリティなパーツを奢る

今回奮発したのは前後のブレーキキャリパー。Rシリーズはコントロール性、ストッピングパワー共にハッキリ旧型よりイイカンジ。その性能はほぼ確実に体感出来るんじゃないかな

ロゴはあえてステンシルフォントに変更。細かいキズやアバウトに塗ったっぽく見せるとか芸が細かい

綺麗なパイオニアのパワーミーターとwishboneのBBが、錆びと対照的で映える。wishboneはJISタイプもベアリング交換可能なうえボディも高精度でマジオススメ。ちなみにBB周りの錆、ザラザラとした手触りまで再現

ステム・ハンドルは堅実な作りのプロファイルデザイン。留めにはβtitaniumのボルトを使用し、リアル錆を排除。わざと雰囲気を作って見せるからカッコイイんであって、ガチの錆びまみれとかキッツいよね。色々と不具合も出るので気をつけませう

バーテープはシリコン100%でグリップ最高なマジックワン。シャケのブラケットカバーと合わせて快適!

クランクは5800/105、53-39Tでゴイゴイ進むぞ

FDは受けバンドを介して6800アルテグラのロングアームを装着。バンド一体式FDは使い回しが難しいので、バンドは別体で用意するのがオススメ

良いタイヤと良いブレーキは性能アップの基本、ホイール変えて平均速度上げたらセットでイキましょう。制御できないスピードとか危ないだけだから、マジで

コレも今や手に入らない名品。グラファイトデザインのカーボンシートポスト。サドルはなんか青いね

ホイールは、スイスのedco engineeringから、クッソ回って頑丈なアルミリムの【JURIER】。コレも絶版の逸品

いやー、カッコイイねコレ。2013年に作って、もう5年になりますが全く古くささを感じない!さすがハウティペイントさん、良い仕事しますね。
あ、物理的な退色はしてますよ。塗料なんだから値段に関係無く色褪せていくのは仕方ないじゃん、傷もつきます。マット塗装は弱いので、一部は半艶出ちゃってたりもします。が、当ったり前です。
まあしっかし、エイジド加工して出した「風合い」の前ではあまり関係無いんだな〜これが。元からわざと擦り加工とかしてるし、どれが後からのキズなのかさっぱりわからない。それどころか、味の深みが増した感じ。

【いとをかし】ってヤツですね。
美しく、愛らしく、滑稽。しかもベリー!的な、まあコレです。


2018年1月8日

自由にやったらいいじゃない / ARGON18 E118 “Mega Sports Custom”

ブランドの顔、”フラッグシップモデル”ならではの圧倒的な存在感を醸す【E-118(イー・ワンエイティーン)】

『TTマシン』×『ドロップハンドル+STI』=メガスポーツ

ということで、今回はカナダのスポーツバイクブランド【アルゴン エイティーン】の旗艦TTマシン【E118】をロードバイク的アプローチで組みました!なので、フルカーボンの専用TTバーもブルホーンも使いません。ヤバー!!

UCI?ITU?いや、出ないレースの規格に合わせる必要は無いでしょう。って事で、現在は後継機【E119】と【E118  NEXT】にそのバトンを渡したとはいえ、アイアンマンレースやITU(トライアスロン世界選手権)で常に高い成績を残し、現在も様々なレースで活躍するガチのTT戦闘機に『ドロップハンドル+STI』を装備。高い巡航性能はそのままに、ロードバイクの乗りやすさとフレキシビリティを追加したメガスポーツに仕上げました。

・・まあ細かい事は良いとして、ムチャクチャカッコイイのがでけた!

アメリカ、ハウスオブカラー社の【サンセットオレンジ】をベースに調色した専用オリジナルカラーで全体をペイント。ユニークで深みの有る色合いが特徴

メーカーロゴやラインはホワイトで統一、構成部品は基本ブラックベースで締める

オリジナルのオレンジにホワイトが映える

フレームはフロントフォークの補修をきっかけに全塗装。デザインはオーナーが作り、ペイントはおなじみヨコハマのカラーモンスター Haughty paint に依頼。カスタムペイントの世界ではナンバーワンの知名度と支持を誇る『HOUSE of KOLOR』の塗料をベースにオーナーの好みに合わせて調色、このバイク専用のオリジナルオレンジを作り上げてフルペイントしました。

各部のロゴに加え、トップチューブ上面とダウンチューブ下面にはアメリカンレーシングストライプ、そしてフォーク内側とリアトライアングル内側にも鮮烈なホワイトを使い、深めのオレンジをメインとしながらもベッタリとしない爽やかな印象に。

フォーク一体型ステムは31.8φのハンドル対応、ウイング形状のハンドルが絶妙なマッチング。新型電動アルテST-R8000は片側3ボタン式になったほか、握りもコンパクトで使いやすさ◎

独特の形状を見せるハンドル。上面は手を置きやすいフラットな翼断面、下ハンドルは細身で握りやすい楕円から、エンド部のみ真円になる手の込んだカタチで驚きのフィット感

バーエンドに仕込まれたDi2ジャンクション。ボタンとインジケーターLEDを備え、Di2の簡易コントロールや、内装バッテリーであればここから充電を行う

こだわりのコクピット、コントロール周り

バーエンドにジャンクションを埋め込む構成とするため、当然ハンドルも対応品が前提。カーボンで軽量で高剛性で、最新のシステム内装に対応してるモノって条件で探してヒットしたのが、このシマノPRO【VIVE aero compact】カーボンハンドル。

エンドジャンクション構成に必須の3way電送ワイヤー(分岐ジャンクション)は、分岐部分が太いので、引込口が狭かったり場所が悪かったり、また中壁の処理が甘かったりすると組み上げがスーパー面倒になります。が、このハンドルは流石PROと言った感じで取り回しがしやすく、ワイヤー口の位置も穴径も絶妙でした。このあたりがムチャな仕上げだとワイヤーが引っかかり、引きが悪くなったりワイヤ寿命が短くなったりしますので、結構重要です。そんなわけで細かいところも秀逸なこのハンドル、メッチャオススメ。

オススメと言えば、MAGIC ONEのシリコンバーテープ、コレも良いです。シリコン100%ってだけあって、ぐいぐい力を入れて巻いてもよく伸びて厚ぼったくならない、でも表面は柔らかいので、握ると手に馴染む感じは独特です。グリップ力と衝撃吸収性の高いバーテープを探してて、ゴム系グリップが好きな人には特にいいかも。

フルチェンジしたFD-R8050。本体は一回りコンパクトに、ブレード形状も動き幅も変わって新型クランク規格にマッチ。スッと無理なく入る動きは安心感高め

R-8000クランクに組み合わせるのはRIDEAの新型楕円リング。楕円率は±2Tで、変速性能を損なわずに、自然に楕円の恩恵が受けられる仕様。アウターリングには独自形状のエアスクープが彫り込まれ、剛性を保ちつつも軽量化に貢献している。っつーかまあカッコイイ、無骨スタイリッシュ

形状を一新、30Tまで対応となったRD-R8050。変速の正確さはもとより、内側にボディを逃がした設計で外圧に強い。またMTBからの技術継承を受けたシャドーRDはチェーンの暴れにも強いので、楕円リングとの相性もステキチックなカンジ

バッテリーは外装タイプを選択。こちらにするメリットは電池容量の大きさと、充電の際に電源近くまで車体をもって行く必要が無いこと。結構こっちを指名するサイクリストも多いので、用途に合わせて選択したらイイネ

BBはもちろん、あたりまえのようにWISHBONE。精度、剛性、フレキシビリティ、どれをとっても他の選択をする必要が無い

駆動系は新型アルテDi2+鉄板オプション

新型アルテDi2に関してはもうなんつーか最高なので詳細はココで。

はい。そんなわけで『片方3ボタン式』で、『Bluetoothでスマホからソフトウェアアップデートや調整が出来る』うえに、『シンクロシフトで楽ちんクルージング』といった面白要素が満載のなんかやたらステキな変速システムが特徴ね。

そこに組み合わせるのはラモーンズオススメのRIDEA 楕円リング【POWERING Lami-Flow】。空力を高める削りが特徴ですが、ポイントは『効果』と『変速性能』と『リング剛性』のバランスの良さ。違和感なく変速が出来て巡航時に実感出来る効果もある、ステキリングなのですよ、マジで。

ほんでBBはおなじみwishboneの【BB86SH】でセット。年末のオーバーホールで何台もベアリング交換をしましたが、もう安心感も整備性もダントツですね。もう樹脂カップには戻れません。

ブレーキはARGON18がTRPに専用で作らせたインテグレーテッドV、フォークと面一のエアロ特化型

ポストは専用カーボンASP7000、前後逆に装着する事でセットバックも出せる優れもの。フレームのアウトラインを際立たせるために敢えて塗らず、純正ブラックで雰囲気を締める

ボトルケージはデッドストック、GDRのカーボンを使用。出し入れがしやすく、ホールド感も絶妙でそして頑丈。スタイルも良いので、再販が待たれる逸品ですね

edcoフルエラライト80mmチューブラー、日本には1セットしか入ってこなかったスーパーレアホイール。軽く、強烈に回るハブと相まって巡航性能の高さは驚愕の一言

ってなわけで完成しました、E118 メガスポーツカスタム!

フラッグシップフレームをベースにした贅沢な内容となりましたが、その甲斐あってまあはしる走る!狙い通りの巡航性能に加え、ステム一体型のフォークは剛性感抜群。握りやすいハンドルと相まって路面のインフォメーションもわかりやすく、コーナーにも安心して入っていけます。

こんな感じで、レギュレーションや慣例に縛られないカスタムってのも有りでしょ。
ガチレース用とは別に、こういった遊び心あふれるカスタムとか良いでしょ。楽しんでる感出まくってるヤツね、自分だけのスペシャルな一台で気ままに走るとかもう最高だと思います。・・・シーズンオフの間に、色々やっちゃいません? 絶対面白いから 🙂


2016年8月25日

整備のはなし/嶋田くんのARGON18″E118″OHの巻

ARGON18 E-118 / Koji Shimada

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hola! ラモーンです。

今回は整備のお話、の前に

ラモーンバイクスでは、他店でお買い上げのバイクも大歓迎で整備やります!

おかげさまで最近、整備のご依頼が増えてきたので色んなメーカーさんのバイクをイジッてますが、1~2年無整備で、ベアリングやワイヤーなどが相当ヤバチックになっているバイクがあまりに多くてちょっとビックリしてます。
(車両を綺麗にしている方もご注意ください。見えない部分の部品の劣化で性能は確実に落ちています!)

3年の酷使に耐えきれず変な色になったワイヤー

3年の酷使に耐えきれず変な色になったワイヤー

雨水の浸入で錆やら金属粉やらで変な色になったベアリング

雨水の浸入で錆やら金属粉やらで変な色になったベアリング

尚、GSRカップなどの ”レース事前車検” もやってますので、合わせてのリフレッシュやオーバーホールもオススメです。

ウイナージャージと奥にオーナー(チラッ

ミクパイセンのジャージとウイナーのハシヲ(チラッとな

大体どんなバイクでもイケますので、量販店さんで買って何年も乗りっぱなしのロードバイクとかTTマシン、クロスバイクやピスト、自分で組み立てて調子が微妙に悪いバイクなど、一度ラモーンズでOH(オーバーホール/分解洗浄のうえ再組着)してフルリフレッシュしましょう!

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んでここからトップの写真。(ちょい前ですが)

※ラモーンズはアルゴンエイティーン(じゅうはち では無い)が得意です。

このカナディアンブランド、日本ではまだマイナーな部類に該当していますが、『チャレンジングな設計』と『乗りやすさ』を武器に、ここ数年で世界的に知名度を伸ばしているメーカーで、来年はカザフスタンのチームアスタナへの供給が決まっています。
(ツールドフランスでの『BORA ARGON18』の活躍で知った方も多いのでは?)

逃げるヤン・バルタ選手と新城選手

逃げるARGON18のヤン・バルタ選手とお馴染み新城選手

特に早くからエアロダイナミクスの重要さに気付き、世界初のフォーク一体型ハンドルを採用した事で、トライアスロン界では常にトップブランドとして活躍してきました。

今回はその『ARGON18』の超弩級TTバイク『E-118』。
国内でも指折りの実力者『嶋田 耕士』選手が駆るこの戦闘機を、レースに合わせてOHしました!

KOJI-SHIMADA / ARGON18 E-118

空気抵抗を極限まで減らすインテグレーテッドVブレーキもしっかりバラして洗浄!

空気抵抗を極限まで減らすインテグレーテッドVブレーキですが、動きが悪くなりがちなのでしっかりバラして洗浄!

特徴的な構造のヘッド周り

特徴的な構造のヘッド周りをピッカピカに!古いグリスが残らないように気をつけます

トライアスロンでは海水を浴びる事が多いので、古いグリスの除去と組み付け時のグリスアップは超重要

トライアスロンでは海水を浴びる事が多いので、古いグリスの除去と組み付け時のグリスアップは超重要

毎回、慎重に組んでいるこのE118。大事にしているマシンですので、錆びや破損部品も無くぱっと見から綺麗な状態。さらにバラして各部をチェックしながら綺麗にして、順調に組み直しを進めます。

さて、ここ数年『内装Vブレーキ』と共に、空力特性を追い求めるTTマシンのトレンドになっているのが『完全専用のフルカーボンハンドル/専用サイズ径のフルカーボンDHバー』。

確かにハイクオリティで軽量、ポジションの自由度も高いのですが、ちょっとだけココで問題がありました。昨年の大会前(2015/五島長崎国際トライアスロン)にガッツリ短くカットしてしまったこの専用DHバーが、この1年間のトレーニングとポジション改造の結果、見事に必要な長さが足りなくなっていたのです!!マジカ!

うわーん(>人<;)

うわーん(>人<;)

予備のストレートバーは有りますが、このスキーベンドタイプはコレ1組、しかも専用品で国内在庫が無く、取り寄せでは絶対大会に間に合わない。かといってサードパーティの汎用バーでは、ポジションとフィーリングが変わってしまう上に、そもそもバーの受け口が『差し込み式』なのでバー外径は変更不可で寸法が合わないと・・・

まあ、もうこの状況では一沢なので、短いバーを補強しつつ伸ばす事にしました。

尚、補強材の条件『変速ワイヤーを通せる中空かつ内径19mmのパイプ(強め)』なんて売ってないので、今回は汎用品をカットします。

PROFILE人柱DESIGNのアルミDHバーちゃん

PROFILE人柱DESIGNのアルミDHバーちゃん

当然、径が会わないので切れ込み入れて調整

当然、径が会わないので切れ込みを入れマス

ちょっとずつ潰して径を調整

ちょっとずつ潰して径を調整

接着剤と一緒にカーボンパイプにたたき込んで終了^^

接着剤と一緒にカーボンパイプにたたき込んで終了(表面の色が違う部分が延長分)

作業内容は以下の通り

★まずは出番の無かったアルミバーと純正の予備カーボンバー(ストレート形状)を用意。
★伸ばしたい長さにカーボンバーを、合わせて補強材としてアルミバーをカット!
★径を詰めてかつ、動かない様に外圧がかかるよう、アルミパイプ側面に適当な厚みの切れ込みを入れる
★「叩けばギリギリ入るくらいのサイズで円状を保ったまま」って感じまで潰す
★接着用溶剤をガッツリ流し込んだカーボンパイプと延長用パイプにアルミの補強材を打ち込む
★接合部の段差をヤスリで必死に均す
★延長かつ強化完了!

ね、カンタン*でしょ? * 注)メッチャ大変でした

嶋田選手が苦労して編み出した新ポジションは変えず、DHバー自体は延長の上で強度大幅にアップ!

そんなこんなでコントロール系は何とかなったので、駆動系に秘密兵器を投入!

WISHBONEのセラミックBB

WISHBONEが誇るアルミブロックスレッデッド構造のBB(セラミックベアリング)をIn!

プレスフィットBBの弱点をカバーし、高い回転効率だけで無く『フレームのBB受け周り』の剛性まで大幅にアップする超絶BB『WISHBONE』(¥18,000+tax)を投入。

コレはヤバい!

正直定価はちょっと高いですが、使い捨ての各社セラミックベアリングBBの値段を考えると実際のコストパフォーマンスは非常に良く、デメリット無いんじゃないかと思うほどです。

実戦で使用した嶋田選手曰く「これまでよりはっきりと”踏力が推進力に変わっている”事が実感できた。フレーム中央の剛性が上がったような感じで、ペダルにかけた力が殺されずに推進力に変換されている感じ。無負荷状態では極端に回りが良くなるわけでは無いのだが、愛車で試せばその違いは歴然だ。」との事。実際に今年のバイクパートでは並み居る強豪選手と戦い、先頭集団に追いつくなど奮闘、その助けになったとの言葉をいただいています。

(プラクシスワークスと、このウィッシュボーン、左右連結タイプのPF-BBの利点についての詳細は別に書きます、多分。しらんけど)

ココ、重要です。

180kmの長丁場を戦う上で欠かせない水分補給用に、ボトルは計4本をセット

180kmの長丁場を戦う上で欠かせない水分補給用に、ボトルは計4本をセット

さて、その後は全体をピッカピカに吹き上げ、全体を組み上げ調整をして完成!

大切な水分補給用のボトルはポーラーの保冷ボトルを3本と、プロファイルデザインのエアロボトル。この辺は鉄板のチョイスですが、使いやすく、内容物漏れなどのトラブルが起きにくく、ボトルの模様がキモカワイイ等々オススメの条件が揃ってます、まあ間違い無いでしょう!!

かえるぜー

なつかしジャージ着てかえるぜー

この後、嶋田選手は気合い充分で今年の本命レース『2016年五島長崎国際トライアスロン大会』(スイム3.8km / バイク180.2km / ラン 42.2km)に出場!

カテゴリ『30-34男子』にて堂々の2位を獲得しました!ヤバー!!

shimada

さて、以上のように、ラモーンズではTTマシンの整備もバッチリ承ります!

あと、トライアスリートの皆さん!

「海から上がってそのままバイクに乗って、洗車しないでほったらかし」とかやってませんか?
整備不良のバイクでの競技参加は危険なうえ、なによりアナタのパフォーマンスを大幅に低減させます。自分の記録に勝つためにも、クリーニングや整備などなんでも、ラモーンズにお任せください!

ラモーンズ以外の店舗様で購入のバイクや、この『アルゴン18』や『キャニオン』など、独自機構が有って高性能なのにそのせいでプロショップでも「絶妙にいい笑顔で敬遠されがちな素敵バイク」もバッチリがっつりやりますので、まずはご相談ください!

追記

タイミングカブッた \(^o^)/ ワーイ

嶋田選手サイクリストに登場の巻

http://cyclist.sanspo.com/277574

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