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Di2

2018年11月26日

The Black Wing / Chapter2 RERE (RIM BRAKE / Matte&Gloss Black)

はい、今回もチャプター2のエアロロードRERE!

The White Wing / Chapter2 RERE (RIM BRAKE/PEARL WHITE)

でも前回のバイクとはずいぶんイメージが違うでしょ?そう、グロスブラックとマットなカーボン地の組み合わせ”マット&グロス”カラーはギュキュッと引き締まったイメージで、こちらもカッコイイんです。

前回は爽やかな”パールホワイト”カラーのフレームで”優しさ”にフォーカスを当てましたが、今回は中々にハードな構成。しっかりと攻めの走りもできるって事をアピールしたいと思います。

ヘッドチューブ上半分とトップチューブ、シートチューブをグロスブラックに、フォークやダウンチューブなどをカーボン地にマット仕上げとした塗り分け。基本は黒で締めつつも、エメラルドグリーンのリボンラインがポイントで効く

バーテープのエメラルドグリーンも前に出すぎずイイカンジ。シックながらもブランドイメージカラーがしっかりと主張する

コンポーネントはアルテグラDi2、R8050で統一。軽量かつ確実で素早い変速は元より、DHバー等を装着した際のエンドスイッチ、スプリンタースイッチ、サテライトスイッチなど、必要に応じてそれらを簡単に増設できるのが最大のメリット

バックサイド少し上から覗くとよくわかるのがトップチューブの細さ、そしてブレード形状のダウンチューブのシャープさ。ココがしなり、反発し、伸びやかな推進力を生む

はい、もうかっこいい

実際よく走るんですよ、しかも最近のトレンドとは違う方向で。「ウィップ感があって、スピードが伸びるフレーム」ってやつです。近年はやたらと剛成感と反応の良さが重視される風潮ですが、実際のとこロードレースは持久走なので『速度は長時間維持できなきゃいけない』わけです。したっけ疲れにくい特性は武器なんですね。みんながプロレーサーの脚と心臓を持ってるわけじゃないもんね、マジで。

空力に優れたラウンドかつテーパー形状のヘッドパイプ。上半分がグロスのブラック、下はマット処理されたカーボンの地にエメラルドのリボンライン

トップチューブ前端にはマオリパターンの入ったリボンラインとブランドロゴ

よく見るとフォーク内側にもブラックのマオリパターン

拘りのグラフィック

ただの真っ黒じゃありません。マットな部分はカーボン地、フォーク内側やチェーンステー内側にはグロスブラックでマオリパターン(柄)をドロー。トップチューブ上面やヘッド前面にはブランドカラーのエメラルドグリーン(NZの海の色)のライン、中にはやはりマオリ!デザインセンスに関しては疑いようも無いですね、流石はプライドデザインといったところ。アメリカンともヨーロピアンとも違う、独自のエッセンスはマジでイケてます。

ハンドルはエアロなウィング形状のZIPP/SL-70カーボンをチョイス。しっかり剛成感があって空力特性もバッチリとか言う前にとにかくカッコイイ、イカツイ、ヤバい

手が置きやすいフラットな上面。小振りで掴みやすいSTIと下ハンの秘密兵器が攻めの走りを支える

もうなんかスター☆ォーズの戦闘機ライクなフロントビュー。砲身っぽいコレはKnogのUSBライト兼ケータイ充電器、安心

秘密兵器”サテライトスイッチ”。つい一度使ってしまって手放せなくなる人続出の罪な逸品

ステムとトップキャップはプライドデザイン(付属

電動シフターサイコー

ワイヤー内装式のエアロカーボンハンドルに加えて、コンポにアルテグラDi2を据えたため、ワイヤリングもスッキリ系。コンパクトなSTIは片側3ボタン式なので、上部突起を掴んでればリア変速が可能。ついでにスプリンタースイッチもついてるので下ハン握りでモガモガしてる際も大丈夫!効率的かつ最小限の労力で、必要な時に必要なギアを選択し推進力を維持する。電動シフトシステムの恩恵受けまくりな感じですね。

リバーシブルなシートポストはカーボンの専用品。サドルはサンマルコのアスピデオープン。黒い

ブレーキはアルテグラR8000のダイレクトマウント。効く

700×28Cまでイケるクリアランスがイイカンジなリア

うごきがはやい!正確!電動のお弁当箱型FD(R8050

せいかく!キャパがひろい!チェーンが暴れにくい!スマートな電動RD(R8050

ゴツくて軽くてかっこいいクランクと、回りが良くて踏み面がひろいペダル(共にR8000

模様がカッコイイBB受けブロック、BB?当然のことながらウィッシュボーンだよね

コンポはR8050シリーズ

良いぞ!

ホイールは拘りの45mmハイト、コスミックプロカーボン(クリンチャー)。ブレーキ当たり面をアルミとして制動力を確保、リアのスポーク組みはイソパルスでフリーボディは360と、マヴィックらしさ満載

タイヤは同じくマヴィックのイクシオンプロを装着。中身はハッ☆ンソンだからグリップも耐久もまあ安心

あ、マヴィック取り扱いはじめました

一部ではなんだかんだ言われてますが、結局レーシングホイールのリーディングカンパニーと言ったらココなんですよね。スタンダードってヤツね。まーなんつってもラインナップが多くて価格帯も色々あって、ほんでなんかタイヤとかオマケ(USTの場合はチューブレスキットも入ってる)も付くのでお得な感じです。あとユーザーからの評判も良い。

ウチのお薦めホイールと言えば Rolf prima ですが、ロルフは全体的に伸び感重視のエンデュランスレーシング指向で、あとエントリーグレードが無い(エコノミーシリーズはあるけども・・・ね)って事もありまして。ほんで王道のカッチリレーシーなホイールブランドも欲しいぞって事でマヴィックさんに白羽の矢的な素敵サムシング。反応性重視とかならこっちもどう?って感じですかね。練習に最適なロープロなアルミウィールから、ゴ太いスポークで堅ーく組まれたレーシングカーボンラインまで色々揃えているので、選択肢としてイイカンジですね。あとチューブレスが得意。コレ重要。

・・ですが、今回は敢えてUSTでは無くクリンチャーのコスミックプロカーボンを選択。
空力特性に優れたミッドハイな45mmのリムハイトと、アルミのブレーキ当たり面を持つハイブリッドウィールで、カーボンの軽さアルミの安心感を併せ持つ感じ。重量も1600g台とリムハイトに対してはそんなに重く無いので、どこ行くにも使えるステキ仕様ね。

そんなわけでできました、ガッツリ攻めちゃう系REREさん。

カッチリ系ミッドハイトホイールとエアロフレームの相性が悪いわけ無いじゃない!
見た目は渋くキメつつ、どこでもビュンビュンイケるバイクになりました。

ちょっとハンドルとかDHバーとか仕様変更したらTTとかトライアスロンのロングディスタンスとかも全然イケます。コイツはマジオススメ。

☆近いうちに試乗会やります。興味の有る方は告知見逃さないでくだだい


2018年8月11日

ネザーランドドワーフって、なんか優しそうで強そうな名前ですね / KOGA KIMERA-AL × ULTEGRA Di2

はい、タイトルには意味ありません。
てなわけでラモーンズおなじみKOGAのアルミロード【KOGA A-LIMITED】!

前回はメタルまみれのブッコロ感全開モディでしたが、今回は反応性より扱いやすさを重視したモデファイ。
↓前のはこちら

ダッチ★チャレンジャー / KOGA A-LIMITED

まずはコンポーネントを電動“アルテグラDi2”に換装。変速ストレスを最小限に抑えると共に、ホイールをロルフプリマの“ヴィガー”に変更して、反応よりも伸び感を重視した内容に。

元より剛性感があって反応の良いフレームなので、フィジカル・メンタルへの負担(ストレス)を削ぐ方向にカスタマイズする事で巡航性能を伸ばし、結果的に速くなる構成を目指しました。

ほぼブラックアウトされた車体は、最終年度に真っ先に完売したカラー”イミテーションカーボン”。ロゴがカーボンっぽい柄の、ジョークとスパイスの効いたネーミング

全体的にストレートなラインで構成されたフレームワーク

ワイヤリングは整備性が高く、抵抗の少なさに優れた外装式

ワイヤリングは整備性が高く、抵抗の少なさに優れた外装式

指先一つでガンガン変速、スーパー楽ちん

昔、電動コンポが出始めの頃にシマノが公表したデータに【同条件下の走行時における、電動コンポ化による変速回数の変化と推移】みたいなヤツがあったとさ。

どうやらそいつによると、変速動作ってのは思いのほかストレスになっているらしくてですね、言ったらヒモ式の時は「次の坂あんまキツくないからこのまま行ったれ」って状況が結構あったようです。
(★効率的に速度を維持する[脚を温存する]には、常に斜度と速度に合ったギアに変える必要がありますが、面倒だからと、無意識に変速を渋って適切なギアが選べていない状況が多いぞってな)

それがね、電動になるとあらフシギ「ボタン押すだけやし楽なギアにかえよかー」って意識の変化があるらしいッス。

つまり効率がイイ。電動、ステキ。楽ちんなのは正義ですね。

小振りで握りやすいSTIは、中にギアやヒンジなどの変速機構を持たない電動の特権、サクラ柄のバーテープもイイカンジ

ステム下にジャンクション、電送ケーブルにはワイヤレスBluetoothキットを装備。スマホでアップデート&セッティング、未来的

ごんぶとアームのクランクさん。ペダルは固定力に優れたスピードプレイをチョイス、両面ハマるので楽ちん

パワフル素早く確実に変速するFD

最大キャパ30TのシャドータイプRD

バッテリーは、大容量で単体充電が可能な外付けタイプ。ボトルケージはペットボトルもイケる

真ん中に明るくてカッコイイ猫目のライト、とガーミンさん。レックマウントでゴチャゴチャハンドル周りもスッキリ

しっかり効くぞ、のR8000アルテブレーキ。ゴツい、主にゴツい

平たいボディでオールラウンドな特性、色んな人にマッチしやすい(当社比)サドル「フィジーク・アンタレス」

テールランプもスッキリ収納

R/S/O/W “Rolf plima”

ラモーンズスーパーオススメホイール、ロルフプリマです。マジ最高です、マジサイコー。

ハブはアメリカホワイトインダストリー社の、ロルフ別注ペアスポーク組みモデル。

カッコイイのが特徴。あとカッコイイ。

・ほんで設計がシンプル。部品点数を減らし各部品の精度を上げる事で、軽量で高剛性を実現!同時に左右ベアリングの平行と軸中心が正確に出るので回転効率が良くベアリングへの負荷も少ない理想的な設計。

・前後とも左右比 1:1 のペアスポークというロルフ独自の組み方を採用。フロントはラジアルのペアスポーク組み、リアはノンドライブ側のフランジがノッポな構造で左右一対(1:1)ながら必要十分な剛性を確保。

・スポーク間が広く、横風に強い。また、加速時のバネ感が素晴らしく速度の伸び方も独特。

・なんとアルミリムはオレゴン州の自社で製造。写真の“ヴィガー”は33mmハイトのオールマイティタイプで、何でも来いの特性。特に巡航時がもうね、メッチャ気持ちいいです。ヤバい

・スマートなルックスで重量1495gと軽量ながら、横剛性も充分。シュータッチ等の話も聞いた事ありません。 *追記 いきなり聞きました。ある程度(80kg↑とか)ボディウエイトが有ってブレーキシューを近めにセットする方だと、ダンシングで当たっちゃう事あるみたいですね。まあそれでも、パラサイクリングのタンデムレーシングバイクによく使われているあたり、十分な強さですね。 *24mmハイトの”エラン”は1345g。クライマー向け、下りも安心の軽量ホイールならこちらがオススメ。

・当然の如くチューブレスレディです。本国アメリカではIRC(井上タイヤ)が推奨。ラモーンズでもフォーミュラのRBCCがオススメ、ビードも簡単に上がるぞ。*ラモーンズにはコンプレッサー有りませんが、上がらなかった事無いです。

・さらにあえて言うとカッコイイ。コレ、超重要。

US madeなステキリアハブ様

横剛性が〜って言う人はほぼ確実に使った事無いんでしょう。こないだまでJPT走ってたライダーが剛性に不満言わなかったし

はい、てなわけで外装用フレームにも電動はつきます。んで、操作感がアップ!スムーズでストレスフリー!変速調整も簡単!そして変速自体のスピードも速い!オススメ!ホイールもロルフ最高です。

乗りやすさアップ系のカスタマイズは、結果楽しく速くなるのでやるしかないっしょ。


2018年6月30日

深紅の襲撃者 / KOGA KIMERA 3K Di2

超剛性マシンでおなじみ旧KIMERA Di2専用モデルをリフレッシュ&カスタム

だったら漕げばいいだろ!!みたいな勢いが必要

ハイというわけで今回は、マッシブ一直線な筋肉至上主義でおなじみ『オランダ / KOGA』から、強烈な剛性と個性で現在も多くの狂信者ファンの皆様に支持を受ける旧キメラのDi2専用フレームを、アルテグラDi2 × edco GESEROで組み上げたトライアスロンスペシャルをご紹介!!

レイチェル・クラマー選手がヨーロッパ選手権を制した2013年頃の写真

このKOGA×SHIMANO Di2×edcoの組み合わせですが、オランダの女傑『レイチェル・クラマー』選手と同じ!同選手が世界戦2位に続き、ヨーロッパ選手権を制した鉄板構成なわけで、走らないわけがありません。現在では、Prestigeグレードで同選手のレプリカカラー『レイチェルトリコロール』が用意されていますが、この紅白カラーも当時乗っていた色ですので、レプリカカラーと言っても良いかもしれませんね。

背後から襲いかかる真っ赤なトマトキメラ・・・コワー!

合成獣?剛性厨?KOGA KIMERA 3K

車体の説明は過去のエントリをば。

ちなみに、過去に組んだものは機械式変速機専用フレームで、今回は電動変速機専用フレーム。違いは内装されるワイヤーの引込口の有無で、今回のフレームにはシフトワイヤーの受けとかは最初から無く、代わりにDi2のケーブル引込口が各所に設けられています。現在ではコンバーチブルが主流ですが、少し前のカーボンでは多かったやり方ですね。構造が各コンポに最適化されていて、手が込んでいるので個人的には好印象。ま、Di2をワイヤードに変更する人とか見たこと無いので、不都合は無いでしょ。

赤/黒のボディカラーがブッコロ感を増大させています。ヤバー

現在は絶版の66mmハイトのカーボン『エドコ・ジェセロ』を装備

背後から見てもマッシブ、仏置義理ですね

オランダ構成?

そう、KOGAはオランダのメーカー。ほんでedcoはスイスメーカーですが、ハブ製造工場をスイスに残しつつも本社はオランダに移していました(2018から独逸)。ついでに言うとシマノヨーロッパもオランダが本拠で、何気に各社の社長同士も仲の良い友人同士という間柄だったそうです。その蜜月の時期に、オランダの新星『レイチェル・クラマー』選手に託したオランダ絡みの各社製品群です。相性が悪いわけが無いっしょ。

まあイケてますよね、トリコロールな感じ。三色ってバランス良いんです。

(※更にいうとオランダ関係無いですが、コンチネンタルとエドコも仲が良く、GP4000がS2に進化した際のプロモーションムービーではedcoが使用されていました。)

シフターはDi2のST-6870。小振りで握りやすく、ボタンシフトで簡単快適

ガッツリ変速FD6870

サイドのキズは歴戦の証、RD6870

電送ケーブルの引き込みはリアブレーキとまとめてスッキリイン。シレッとブルートゥースユニットも配置

クランプ式のDHバーは、レースレギュレーションにおける『ドラフティング』の有無でロングタイプと使い分ける。負荷のかかるハンドルクランプ部のネジは、汗がかかっても錆びず、引張に強いβTitaniumの64チタンボルトに換装。サイコンはPioneer

Di2の優位性が生きるトライアスロン構成

トライアスロンって、けっこう種目でレース規約が違ったりするんですよね。

とくにスプリント〜ショートを主戦場にしている選手は大変です。競技によってDHバーの長さが制限されるので、先端に変速機がつけられたり無理だったり・・・そこでDi2のフレキシビリティが威力を発揮するんですよ。マジで

ワイヤー式の場合、DHバーの先端に変速機つけようとすると【変速関係全バラ〜組み直しコース】となってしまいます。が、Di2なら【DHバーを付け替えて追加した変速スイッチのコネクターを刺す】だけ。これで仕様変更終わりです。メカに詳しく無い方でも、最低限の工具で、現地でも作業できます。

トライアスリートこそ電動コンポにすべき!※シマノかスラムで

ブレーキは6800のデュアルヒンジタイプ。stop & go の少ないトライアスロンでは十二分な性能を発揮

サドルは厚めのパッドとセンターの深い溝が特徴の『PRO/エアロフュエル』。こちらもオランダブランド

シートポストは高剛性で軽いアメリカの『THOMSON』ゼロセットバックタイプ。ロ○キードなど航空機関係の仕事の傍らに自転車部品作ってるとか趣味最高かよ

クランクは新型R8000にPioneerパワーメーターの組み合わせ

Reynolds別注のカーボンリムに、SapimのCX-Strongストレートで組まれたTTホイールセット『edco/GESERO』。現在はワイドリム化しているが、こちらは絶版のナロータイプ。フレームによっては昨今のトレンド幅に対しキャパシティが足りない場合もあるので注意!

タイヤはグリップとウエイト、転がり抵抗や耐パンク性などのバランスが極めてハイレベルで、世界中にファンの多い名作『continental / GP4000S2』

低く構えたスタイルが強烈にカッコイイ

ってなわけで、良いぞキラートマトキメラトライアスロンスペシャル

KOGA の KIMERA はシリーズ通して質実剛健。万人受けするオールマイティフレームではないかもしれませんが、その分スイートスポットにハマった時の加速感は独特で、そのピーキーさが逆にコアなサイクリストの支持を受けている要因となっています。リピーターが多いのもソレが原因なんだろうな〜

「一律同一みんな一緒」みたいなのが嫌な貴方!
そう、KOGA行くしかないっしょ。


2018年6月8日

FLOW RIDE ★ Experience!! / Argon18 Gallium

今回はカナダのスポーツバイク専門ブランド『ARGON18(アルゴンエイティーン)』から。モデルチェンジして大きく特性が変わった『ガリウム』を、ブルベ用スーパー快適仕様で組みました。路面の荒れをモノともしない流れるような乗り味、まさにフロウライダーって感じですね。

注目のカナディアンブランド【ARGON18】

エイティーン』です、『じゅうはち』じゃないです。
北米のパリとも呼ばれる、カナダはモントリオール発祥のメーカーですね。

2015年に【ボーラアルゴン18】を擁して世界最大のロードレースイベント「ツール・ド・フランス」に初登場。また現在はアスタナプロチームが使用している事もあり、世界的に今や押すに押されぬトップブランド。過去には、カナダのプロコン『スパイダーテック』や、イタリアのコンチ『アモーレエヴィータ』がジャパンカップに来日したほか、日本にもファンの多い北米最古のコンチネンタルチーム『ジェリーベリーサイクリング』にもバイクを供給している(過去にはツールド北海道にも参戦)ので、なんだかんだで知ってる方も多いはず。

「ウェーイ!ブイブイ!!」とかは言ってませんでした

2015~2016年のツールドフランスでドイツチーム「BORA ARGON18」が使用したバイクが【Gallium PRO】。今年フルモデルチェンジしたため、セカンドグレード【Gallium】として生まれ変わった

『脚を残す』特性を重視するアルゴンのDNA

このブランドの創始者は元ロードレースカナダ代表だったオリンピアンのジュベーさんで、最初は自身のショップのオリジナルブランドでした。しかし、競技自転車における空力の重要さにいち早く気づき、世界初のステム一体型フロントフォークを備えたカーボンTTマシン(E114)を発表するなどして一躍有名に。その後はアイアンマン世界選手権などトライアスロンレースで高い評価を得て実績を残し、世界的なブランドへの階段を駆け上がります。

「トライアスロン、特にフルディスタンスで多くの支持を得た」という部分が重要。この競技、バイクで180km走った後にフルマラソンが待ってるという鬼ハードな内容なため、バイクでスッカラカンになってる場合じゃないんですね。って事で『高い巡航スピードを維持しやすくも脚に優しい特性』が求められたわけです。ってなわけで、アルゴン18のバイクは全体的に乗り味が良くて優しいのですが、この辺の特性はもうDNAレベルで刻み込まれているんでしょうね。

全体的に細身のシェイプが特徴。アルゴン18のブランドカラー『ブラック&レッド』がその印象を更に引き締める

810gと軽量なフレームは独自のHM7050カーボンを使用。その実、東レと三菱をオリジナルレシオで配分したジャパンカーボン

75mmと大きくとられたBBドロップは”低重心化”によって安定感の向上を促し、コーナリングでの安定感を高める。トップ/ダウンチューブは独特な細身の角断面、BB周りからシートチューブは左右非対称且つリブのついた形状と凝った作りが特徴

さてこのGalliumですが、フレームはぶっちゃけ昨年までのトップモデルGalliumPROそのまんま(モールドも使用カーボンも一緒)ですね。フォークの素材に小変更が有った他、付属していた軽量なフルカーボンのシートポストがアルカーボンに変更された程度で、コストを抑えつつも伸びやかな加速と、優れたオールラウンダー特性は健在。マジオススメ

※動画は旧ガリウムプロの前期型。変更点はフォーク・ポストと3Dシステムがプレスフィットになったくらい。他の特徴はほぼそのままですヤバー

ブルベ/ロングライド特化の飛び道具

元より高い快適性巡航性能を持つフレームではありますが、オーナー様の「路面からの突き上げを主とした振動や衝撃を極限まで緩和したい」とのご要望で、サスペンションステムサスペンションシートポストを装備しました。「重くなる」って?いいんですよ元が極端に軽いんだし、ヒルクライム特化目的じゃないんだから。主戦場ブルベですしね。

レッドシフトのサスペンションステム『ショックストップ』。効果は名前まんま、スイング構造と中身のエラストマーがショックを吸収してストップします

ケーンクリークのサスペンションポスト『サッドバスター』。平行するリンクの間にクッション材となるエラストマーを挟んだ”パラレルリンケージ”タイプのオモシロステキサスペンション

もーなんつーかメカカッコイイ。このよくわかんないギミックと外見だけでつける価値あり

爆走系オーナーの元で長年ブルベを戦い抜いてきた愛用品を乗り換え前の愛車から移植したため、基本装備は堅実なチョイス。一部ちょいと無理してますが、わかってやってるのであればまあ許容範囲の規格差ですかね。

コンポーネントはシマノ旧Di2を軸にデュラブレーキのミックス構成、バッテリーは容量が多く、単体充電ができる外付けタイプを選択。クランクにはパイオニアのパワーメーターを左右で装備し、受けのBBには当然の如くウィッシュボーンを採用。

ハンドルは大胆なウイング形状とハの字に広がるドロップが特徴でワイヤー内装式のエンヴィのSESエアロカーボン。カーボンハンドルですが、高剛性ながらも微細な振動を減衰させる効果があるので実は快適装備です。こないだTOJで山岳賞何回も獲った某現役選手もPROのカーボンハンドル絶賛してた、ほんだで結構体感できるとおもうます まる いやマジです。

サドルはなにげに愛用者の多いタイオガスパイダーツインテール2の旧タイプ。怪獣を思い出す人とアニメを連想する人と色々居ると思いますが、どちらも違います。ちなみにこの形状、もはや絶版ですので、割れちゃったら違うの探しましょう。沼に飛び込む感じですね。いらっしゃい

ウイング形状のカーボンハンドルは空力特性云々はもとより、上ハンに手を置いたときの収まりの良さが絶品

『3Dヘッドチューブ』で25mm延長されたヘッドパイプ。快適性を高めながらも剛性を落とさないARGON18の独自構造。STIはやはり現行品よりかなり大柄だが、それでもボタンで変速できるメリットは変わらない。快適

ツインテールさん、がおー

9000デュラキャリパー。ブレーキをあえて1ランク上のグレードにする『わかってるチョイス』

アルテクランクにパイオニアパワーミーターを装備。フタは赤、やっぱり赤

ボタン一つで強力駆動の電動FD様。パワフル

ゴッツい電動RD様。パワフルフル

実は内装式より容量の大きい外着けバッテリー。外して充電できるのは正直便利

BBはウィッシュボーン、クランクにはパイオニアのパワーメーターユニット

ペダルはSPDのPD-M9000をチョイス。こういった選択にブルベライダー独自の思考が見えて面白い

ホイールはエンヴィのミッドハイトリムにDTスイスの240ハブ、Jベンドのスポークと堅実なロング向き構成

おばちゃんの写真パッケージで有名なドイツのコンチネンタルが誇るクリンチャーの名品GP4000S2タイヤ

カナダの真心、エイティーン印の独自構造

はい、小見出しの意味わかんないですね。さて、あまり知られていませんが、アルゴン18は古くからユーザーフレンドリーな独自構造を多く採用しているメーカーでもあります。ココでは“組まないとわからないけど、実際嬉しい特殊構造”をご紹介。

まずは【3Dヘッドチューブ】。コレ、ただのスペーサーじゃなくて「ヘッドベアリングの位置が変わる」コレが重要なんですね。つまり、ステム取り付け位置を高く設定しても、合わせて3Dヘッドチューブでベアリングの位置自体も上げてしまう事で、コラムに作用する(てこの原理で言うところの)力点と支点の位置を近づける事になり、余分なしなりを押さえる事ができます。剛性感を保ったままステム位置を選べるって事ですね。ヤバー

直付け、15mmアップ、25mmアップの3種類から選択

次に【可動調整式FDハンガー】。殆どのバイクの直付けFDハンガーは、シートポストに水平について動かないですよね、コレってチェーンリングのサイズによってはFDのハネ(プレート)の曲率が上手く合わない事があるんです。まあ、各社55~50Tの中間くらいを狙って作っているので殆どの場合で問題無いし、シマノをはじめとする各コンポメーカーから技術仕様書で許容範囲が告知されていますので、動かなくても良いんですが、調整できたらもっと良いですよね。はい動きます。ヤババー

ボルトを緩めてスイングさせて調整する的な方式

チェーンリングのアールに沿った位置に調整する事で、変速性能を100%活かせる

最後はチェーンステーのワイヤー受け部。あえて外部に受けを設ける事で、RDワイヤーラインの取り回し余裕を大きく取り、抵抗を最小限に。ほんで電動化の際には外れます。スマート

ワイヤー受けはボルト留め。取れます

BB受け部はイイカンジに精度が高く、リーマー用意したけど使わずイケました。そいやJIS規格だった昔のクリプトンとかも、組む前にネジ山さらっても削りカス殆ど出なかったな〜とか思い出しました。イイカンジ

ブッチギリ

色々オールマイティ

と、いうわけでできました、ガリウムブルベスペシャル”フロウライダー”。

とにかく素直な特性のフレームですので、スタンダードなオールラウンダーにしても良いし、ヒルクライム向けの軽量構成も良いかも。あ、そういや前にトライアスリートの方がS社のTTマシンから乗り換えて好成績を残してました。なんでも、「細かいターンやアップダウンの激しい日本のトライアスロンでは、極端にゴツいTTマシンで走るよりも軽量でクセのないバイクの方が楽だった」との事。まあ色々イケますよって感じですね。オススメ

ジャパンサイトもオープンしたようですので、今後もっともっとメジャーになって行くであろうARGON18。店頭に現物はありませんが、気になる方はラモーンズに相談においでやす

http://argon18.jpn.org/


2018年6月1日

“remix” the Rising Sun:FUJI SL1 × R9150 Di2

今週末には試乗会もやるよのFUJI”SL”!

てなわけで、”remix”で作ったオリジナルカラーの超軽量クライムアタッカー『SL1』をご紹介。

今回のメインカラーは、登りゆく陽光『オレンジ』

ベタ塗りでは無く、薄くパールを散らした塗料を使用しているので、見る角度によって表情が違うとかマジステキ。力強く登っていく太陽のイメージもクライマーにぴったりでイイカンジね。当然、メインカラーを立たせるためにはパーツ群はできる限りモノトーンで締めるのが吉。今回もデュラコンポのブラックが良い仕事してます。性能が良いだけじゃないんですよ、DURA-ACE。コンパクト且つ高品質、各部の仕上げが良いので、ルックス面での性能アップにも役立つって訳ですね。

メインカラーのオレンジが映える事映えること・・

少し角度をつけるとカモラインが効いてきますね

ホイールはレイノルズのATTACK。軽量なフルカーボンでクライマーに人気の逸品

ラインには都市迷彩ライクなモノトーンの幾何学模様を。抜群の発色を誇る明るいメインカラーに対して、力の流れを追うストライプラインが勢いを演出します。てか、カモっぽい柄がオレンジと相まって締まる、ヤバかっこいい。

トップチューブにはSL1の抜き文字

サイドにはホワイトロゴ

フォーク先端にもワンポイント

メインのメーカーロゴもホワイトで落ち着いた印象に

性能面も抜かりなし

コンポーネントはR9150 DURA-ACE Di2。電動シフト+機械式(ワイヤー引き)ブレーキの組み合わせで、レースの世界では一番使われている組み合わせですね。各部品は最高の素材を高精度に組み合わせて作られており、先述の通り高品質・高剛性・軽量かつコンパクトでユースフルと、まあハイエンドと呼ぶにふさわしい性能です。

もう何度も書いていますが、とにかく使いやすくて優しくて 正確で使いやすくて使いやすい電動コンポ。今回はリア変速用のサテライトスイッチを増設しましたが、まだまだいけます。スプリンタースイッチやバーエンドシフターや左右別体サテライトスイッチなど、周辺機器もいっぱいあるので、選び放題ですね。まあ現実的な話だと『DHバーをハンドル上部に増設したとしても、コネクタを空きポートに差し込めばそちらでの変速も即可能』といった感じ。1台で色々やる方なんかは電動のメリットありすぎて困っちゃうんじゃないかな。まあ困りはしないか。

あと軽い。動きが良い。コンパクト。
つまり、握力に自信の無い方、手の小さい方、女性にもオススメって事ですね。

あと、繋ぎ部分はカーボンで統一しました。これ軽いだけじゃないんですよ、振動が和らぐのね、主に硬質な微振動ね。まあ乗り心地が良くなるって感じですね、細かい事はググってください。

シマノのSTIで最もコンパクトな形状。軽く、カッチリとした操作感が特徴のST-R9150。バーテープはSALSAのゲル入りでモッチリポン

中央部近くにはサテライトスイッチを装備、リラックスポジションでもリア変速が可能。最高。ステムとハンドルは、軽く丈夫で振動吸収性にも優れたRITCHEYのカーボンでキメ!無骨なのに優しいとか、あざとい

タッチ最高、効き最高、引き驚軽のステキデュラブレーキ様

ゴッツい見た目に反して軽量デュラクランク

どんどん小さくなっていく電動デュラFDさん。79シリーズとかと比べるとびっくりするよマジで

驚異の変速スピードがウリ、最大30T対応のデュラRD。カセットは地味に人気の高いジュニアギアをチョイス。

サドルもRITCHEYのカーボンレールを採用。シートポストはEASTONのEC90、ココってバットとかも有名ですよね、カーボンバット

ペダルは4面どこでもつかむぞCRANK Brosのエッグビーター3さん。ココのクリートですが、『ニュルッ』と入って、外すときも『ニュルッ』と取れます。タッチが柔らかなので、ロングライドユースや女性にもオススメですよ

「だからこれ以外は入れないって言ってるじゃないですか」のウィッシュボーン様。大好き

クライムパラノイアの皆様に是非オススメ

ってなわけで、登って上ってノボりまくりなかっこよく軽く速くてほんでドヤれるバイクができました。

近年、参加人数が増加の一途を辿っているヒルクライムイベントも、どうせ出るなら目立って楽しんじゃいましょうよ。
貴方だけの一台、FUJI remixのオリジナルカラーバイクでイクシカ!

もーなんつーかステキ