戦慄のブルー SURLY STEAMROLLER
何気にSURLY取扱店なRAMONBIKESですが、メーカー在庫が切れてたりオープン当初は完成車の販売に集中していたこともあってなかなか組むチャンスが今までありませんでした。しかしようやくポツポツとフレームが到着したり、問い合わせを頂いたりして晴れて当店第一号のSURLYを組み上げることができました!
記念すべきRAMONBIKES初のSURLYはピストフレームのSTEAMROLLER!
クロモリのシングルスピード専用のフレームでシンプルながらも随所にらしさを感じることのできるSURLYを代表する製品のひとつです。ピストフレームですがこれはトラックを走ることはあまり考えておらず「もっと気軽に楽しく走ろうぜ」というコンセプトのフレームです。それを象徴するのがタイヤのクリアランスで38Cくらいの太さのタイヤも履くことができるのでトラック競技場はおろか、道路からちょっとしたダートまで縦横無尽に突っ込むことができます。
今回はこのSTEAMROLLERを「快適通勤バイクで組んで!カッコ良くね!」という依頼だったのでいっちょやってみました。
もともとロードバイクに乗っているお客さんで余ったパーツを使いたいということなので、それを利用して全体的にバランスを取りながらパーツを選んでいきます。
まず目玉パーツその1がこのPAULの『100% PURE ROAD CRANK』!ポリッシュをかけて顔が映り込むくらいにピカピカのクランクにトランプを模したチェーンリング!はあ…カッコイイ…(ウットリ)。
そして目玉パーツその2がこのホイール。
ラモーン謹製手組ホイール!
仕様としてはDURA-ACEのトラックハブに、リムはAMBROSIOのエクスカージョンをHOSHIの14番ステンレススポークで組んだド渋ホイールです。通勤仕様なので耐久性と乗り心地重視で組み上げました。やっぱりこういう味付けができるのが手組ホイールの良いところですね。
タイヤは安定のCONTINENTALの『GRAND PRIX 4000S II』。「通勤途中にパンクは勘弁な!」と思って耐パンク性と転がりの良さ、そして乗り心地を考えて太めの28Cをチョイスしました。
ハンドルやステム・シートポストは全てNITTOで統一。今回はPAULの超かっこいいクランクを使うことになったのでそれを軸にアルミのシルバーの美しさに定評のあるNITTOを付けてみました。軸になるパーツがひとつあるとそれに合わせたアセンブルができるので全体にも統一感が出ますね!
そんなわけでブルーとシルバーが映えるイケてるSTEAMROLLERが完成しました。こうやってああでもないこうでもないと色々考えながらパーツを選んで1から自転車を造り上げる作業はやっぱり面白いですね。特にSURLYは何でもアリでどんな発想でも形にできるカスタムベースとしては最高のメーカーだと思います。これからもお客さんのやりたいことと自分達の知識やセンスを混ぜ合わせながらどんどん面白いバイクを作りたいと思うので何でも気軽にご相談ください!
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RAMON BIKESさん(@ramon_bikes)が投稿した写真 –