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2016年11月23日

軽きこと羽の如し!固きこと鋼の如し!ニールプライド BURA SL

ニールプライドのフラグシップ機にして超軽量フレームの「BURA(ビューラ) SL」を組みました。

このBURA SL、フレーム重量の実測が780g、カタログ重量が720gですがこれはおそらく塗装前やシートクランプやドリンクホルダーのボルトなどを抜いての計測だと思われるので、かなりカタログ重量に近い数値を叩き出しています。とにかく軽すぎてフレームが入った箱が入荷した時は「中身入ってんのかコレ!?」とツッコんだ程です。

今回はコイツへARGON18のクリプトンからの載せ替えでした。今乗っているバイクのポジションを変えないようにニールプライドとARGON18のジオメトリー表とにらめっこしながら慎重にサイズを選び今回はXSサイズを選択しました。

生前のARGON18クリプトンさん いい人だった・・・

生前のARGON18クリプトンさん
良い人だった・・・

ハンドル周りはそのまま移植

ステム・ハンドル周りは以前のバイクからそのまま移植

FSAのカーボンシートポストが付属しています

FSAの軽くて固くてイケてるカーボンシートポスト

 


それからパイオニアのペダリングモニターはじめました!
今回はチェーンリングに付けるオニギリくんではなく左クランクに付けるタイプのセンサーのみです。左右のペダリング効率の計測などはできませんが、パワーはしっかり計測できますし、チェーンリングもシマノ以外の製品も使えるので特に楕円リングのユーザーには嬉しいものです。信頼性の高いパワーメーターの中ではこのパイオニアの左クランクのみのタイプのものが比較的安価に導入できるのでオススメです。

ホイールはシャマルの新型C17

このフレームの特徴とも言えるのが角断面形状のごんぶとチェーンステーとそれとは対照的な極細シートステーです。駆動力を担うチェーンステーに剛性を持たせ、シートステーを細くすることで振動を吸収し乗り心地の良くしようという設計です。その狙い通りBURA SLは「軽くて」「硬くて」「乗り心地が良い」というインチキ臭いフレームに仕上がっています。
実際に乗ってみると僅かなウィップ感もありながらフレームの軽さと高い剛性を生かして飛んで行くように加速していきます。雑誌のインプレなどではクライミングバイクのように云われることも多いですが登坂性能に突出しているだけでなく、クリテリウムなどでのコーナーの立ち上がりやスプリントの場面でも戦えるバイクだなと思いました。加えて乗り心地も良くてロングライドもイケるんだから万能すぎて弱点が一つも無いじゃないか!

このBURA SLは現在のカーボンロードバイクの分野において限りなく頂点に近い位置に存在する性能を持っています。ニールプライドが自転車の分野に参入したのが2011年、僅か5年の間にこれほどの完成度を誇るバイクを世に送り出してきたかと思うとニールプライドが培ってきたカーボン素材のノウハウが如何に奥深いものか伺い知ることができます。
とにかくオールラウンドでレース志向の人からホビーライダーにまで勧められるオール5な完璧(パーフェクト)超人なバイクです。
そして一つだけ間違いなく言えることがあります。

迷ったらBURA SLを買え