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2017年4月11日

トレンドを追わない、という選択 / SURLY STRAGGLER 650B

女性オーナーの雰囲気に合わせて、淡いミントグリーンのフレームに柔らかい色合いの部品をチョイス。優しいイメージに仕上げつつも『中身はカッチリ質実剛健』な感じ。イイネ

と言う事で、今回は油圧ディスクブレーキロードコンポを、650(27.5インチ)ホイールに合わせたアドベンチャーライド仕様のサーリーストラグラーです!

『ストラグラー』とは列から外れた者、後れた者などという意味。
まあアメリカンブランドらしい言いまわしですが、ディスクブレーキ仕様で太タイヤ対応フレームだけどシクロクロスとかのレース用じゃねーよってカンジ。目を三角にして飛ばす人…は、ほっといて、マイペースに走る人向けのバイクって事なんですね。

最初から『業界トレンドの列』に並ぶ気が無いというか、まあ正にサーリーらしいフレームと言えます。

パッと見は、淡い色合いにコンパクトな車体でカワイイ雰囲気

小ぶりなフレームながら、ホイールも小さい27.5インチを合わせた事でバランス良いシルエットに

今回は「見た目はポップに、装備は確実な操作性を重視」がコンセプト。

小柄なオーナーに合わせ、フレームは淡いミントカラー弱スロープ気味のシルエットがカワイイ『ストラグラー650B』、合わせるホイールはメーカー推奨の650B(27.5インチ)サイズシマノ『WH-MT35』を選択。タイヤにはチェックのトレッドパターンアメ色のサイドウォールがステキ過ぎるRivendellの『ニフティスイフティ』をチョイスしました。

頑丈だけど無骨じゃないルックスがステキ!リムの純正ステッカーはダサすぎるので剥ぎました

タイヤ外周が小さいので踏み始めが軽く、高速域はワイドなロードギアでカバー。小回りも効くし、なにより小ぶりなフレームに合わせるとシルエットが綺麗にまとまるんですよ、マジで。

700C(28インチ)にも対応してますが、今回はディスクのセンターロック対応で丈夫で頑丈でストロングなシマノマウンテンバイク用ホイールを装着。フリーボディがロード11S非対応ですが、そんなんはedcoのクロモリモノブロック、もしくはキクちゃんとこのカセットをぶっ込めば問題無いし、ソコのアップチャージはホイールのコスパで相殺出来るので問題無し!変速もバッチリ!ギア比もロード基準で考えられるのでわかりやすく使い易い、最高ですね。

ローターはシマノセンターロックでメンテも楽々!ICE technologies ディスク × シマノ油圧キャリパーでどんな天候でもしっかり制動。

STIは油圧ブレーキ&ワイヤー変速のST-RS505、変速システムは11速の105-5800で纏めました。てかやっぱり油圧ブレーキ最高!

ワイヤー引きのブレーキに慣れすぎた方には『効きがリニア過ぎる』と感じるかもしれませんが、慣れたら良いだけの話です。操作のコツはレバーは握らないで引く』コレ200台が密集してハイスピードで追いかけっこなんて状況では敬遠されています。実際危ないでしょうし、調整が面倒※なのでレースでは中々普及しがたいかもじれませんが、一般ユーザーにはわかりやすいメリットがいっぱいなんですよ、マジで。
(※そんでも内蔵Vブレーキとかに比べたら全然楽ですし、安心感が違います)

『レバーの引きが軽くて、引いた分だけしっかり減速する』『ブレーキ掛けっぱなしでもフェードしづらい』『雨でも性能が変わらない』等々。手の小さな女性から初心者にもオススメです。自転車の新しい技術ってのは基本優しいんです。

まあ当然デメリットもあります。ディスクのゆがみに気を付けなきゃならんかったり、キャリパーの整備が少々面倒だったり。まあほとんどが乗ってる時に気になる部分じゃ無いので、そんなんあったら持ってきてくれればバッチリ整備しまっせ。

オモシロイカタチのSTI。見た目より持ちやすくて、ブラケットばっかり持ってる人に特にオススメ!ホールド感抜群

隠れた名作ジェイフィットアークハンドル。ドロップ部のアールが小さく、手の小さな人にドンピシャ

レースは考えておらず、基本はお友達(ロードバイク乗り)とのツーリング。ゆくゆくはツーリングにも行きたい!と言う事で、変速とギアはロード基準。コンポは5800の105で、ギア比は50-34の11-32とかなりワイドに選択出来るギアに。サーリーはシッティングでトルクを掛けるとグイグイスピードが乗ります。レース仕様じゃ無いので、クロスしたギアとかよりワイドな方が使い易いんですよね。まあキャリアとかを着けての旅仕様であればもっと軽いギアのMTBコンポとかが活きるんでしょうが、ほとんどのサイクリストにはロードベースで正解だと思います。

大陸横断とかするわけじゃねーんだし、ね。(※そういうガチ仕様は別途ご相談ください)

ロングアーチがステキな105RD、カセットはキクちゃんとこで削ったヤツね。変速バッチリ!

ブラックアウトされたボディがステキな105のクランクとFD、確実な変速性能が◎。コスパも最強クラスです

ペダルは定番のミカシマ、サドルは新鋭ADEPT、ハンドルはジェイフィットでテープはコルクと、結構堅実な内容でまとめました。カッコ良くてよく走る、あと丈夫で頑丈です。

ミカシマのフラットペダル。頑丈で回りも良く、メンテ性もgood!ツーリングには最強のフラペだと思う。あとクッソかっこいい

ADEPTのサドル。ニュートラルな形状としっかりした作り、なによりデザインが良いので合わせやすい

ペットボトルにも対応するTOPEAKの動くケージくん(商品名わすれた)超便利な定番ですね

なにはともあれ完成したストラグラーちゃん!お気に入りの一台です。

油圧ディスクブレーキは敬遠するお店さんも多いですが、モーターサイクルでもクルマでも当たり前の装備。今後は増えるでしょうから、一回体験してみて!ブリーディングとか整備もお任せください。

尚、コスパ重視のワイヤー引きディスクブレーキ仕様などもできますので、こちらも是非ご相談くださいね。

ラモーン