“The CHIEF” 編集長スペシャル / SURLY MIDNIGHT SPECIAL *Di2
はい、というわけで今回はとあるメディアの編集長さまの愛車をご紹介!
ベースとなったのは、サーリーのミッドナイトスペシャルですね。
コイツにシマノの最新グラベルコンポ【GRX / RX812 Di2】をブッ込んだスーパーステキグラベルなのですが、スーパーステキなので勝手に自慢したいと思います。
こっちはガチってねぇんだよ!
実は今回は【GRX】の企画って事で、じゃあ一番イケてる”電動コンポ”で行きましょうよ!ってな感じ?まあ構成の条件は先にわかってたんですよね。したっけまあね、電動内装に対応したフレームもいっぱい有るのですが、せっかくの編集長スペシャルですよ。よくある構成とかじゃ面白くないじゃないですか。
でもね、最新コンポで組む以上は今のトレンドは外したくないので、以下の条件でフレームを探しました。
①カッコいくて、カブりにくいけど、そんなに高くない(オーダーモノ不可)
②前後共に12mmスルーアクスル対応
③フラット(ダイレクト)マウントのディスクブレーキ対応
④650/47Cタイヤが入る(WTBホライゾンサイズ)
⑤ダボ穴が着いてて色々増設出来るヤツ
⑥完成車に電動コンポの設定が無い
⑦周りの人がムキになって追っかけてこない雰囲気(ちょいユルめ)
⑧アホみたいに頑丈
⑨普段着で乗ってかっこいい
いやコレ、ミッドナイトじゃん……って事ですよ。はいフレーム決定
アップライトポジションでの高いコントロール性能を追求した新コンポGRX
いやね、とにかくSTIがムチャクチャイイのよコレ。
初めて『ブラケット上部を持ってコントロールする事』を前提として設計されたモデルってのがポイントなんでしょう。
元より全モデル油圧ディスクブレーキ用なので引きが軽い。
それに加えて今回使用した電動変速モデルST-RX815は、レバーヒンジ(支点)の位置が上方に設定されていることで更にレバーの引きが軽い。
そんでレバーのシェイプも上方から指を落として握っても引きやすい独自形状(ショートリーチモデルに似てる)で、引きやすい。したっけ引きが軽い。
あと、ブラケットは小ぶりで握り易く、ラウンド形状が絶妙に持ちやすい。ほんでカバー上面の滑り止めラインもまた良い仕事するもんだから、握力を消耗しにくい。ってなかんじ
いやほんと、ロードバイクでも、ブラケット上部ばっかり握る人はSTIだけコレに変えちゃうとかもアリだと思うます。結構マジで
サブブレーキレバー様
そしてコレ!シマノ油圧ディスクブレーキ用サブレバー【BL-RX812】。
非常にネタ部品っぽい空気を纏いながらも、一回使っちゃうと実はコレはメチャイイ、欲しい……ってなパーツ。
まあ、ブレーキホースの取り回しがアレだったり、ハンドルバッグが着けにくくなったりと、細かい問題はありますが、マジで楽ちんライドができるぞ。
ってかね、コレにサテライトスイッチとか組み合わせちゃったら上ハンドル持ってれば全部済んじゃうよね、そう、サイコー。しかも、邪魔になりにくい絶妙な短さのレバー。こいつね、400幅くらいのドロップバーならハンドル肩から微妙に指が届いたりします。(個人的感想)
ケーブル類の取り回しもバッチリ!
急なアールのつけにくいブレーキホースと、コシの無いDi2ケーブルのセット。引き込み口の無いフレームに外装電動コンポとか愛に溢れた組み合わせなもんで、ケーブルルーティングが少々メンドウでしたが、イイカンジにまとまって満足。
Di2ケーブルですが、まあ動きに対して突っ張らない余裕を持たせたうえで、いろいろ使ってフレームやワイヤーにしっかり固定しました。グラベルロードなんですよね、雑に扱うのが前提なんですよ。砂まみれ泥まみれ当たり前なんですよね。したっけ「ケーブルはテープで貼りました。以上!」なんてやっちゃうと剥がれて絡んでモータイヘン、いやおい洗車しねーつもりかよ。そんなはずないですよね、しっかり留めましょう。
その他Di2部品たち
新登場のGRXシリーズとはいえ、ジャンクションとかDi2ケーブルとかバッテリーとか、ロード用Di2との共通パーツが多いカンジですね。前後の変速機に関しても、ロードとMTBのシリーズで培った技術のミックスってか、MTBコンポをSTIで操作できるように最適化したってのが正解っぽいようなそんなような。まあ動作の正確さ、速さ、頑丈さ、拡張性など性能の高さは折り紙付きですよね。イーヨ
それ以外にも色々
駆動系は 2×11 (48×31T : 11-34T) でワイドでオールマイティなギア比に、0.91〜4.36とかロードでも充分でしょ。
バッテリーは容量の大きい外付けタイプ。ってかさ、泥だらけになる可能性の高いグラベルロードって、外して充電できるバッテリーのが使い勝手良さそうな……でも砂が入ってトラブるかな?
まあ編集長にコレでテストしてもらいましょ。トラブル続出なら対策考えます。まあ、シクロクロスで実績有るので大丈夫なはず……たぶん
てなわけで出来ましたチーフ号。さっそくイベントで走ったり街乗りしたりと、色々遊んでるようですが、トラブルも無く快調とのこと。まあシマノのコンポですしね。あとサーリーですしね。
“気負わず乗れる気楽さと頑丈さが売り“のサーリーラインナップの中では想定スピードの高い車体ですが、それでもピュアロードに比べればのんびり感あふれる内容なので、急かされません。マッタリ行きましょう。それこそキャリアをつけてツーリングとか、日常のアシとしても街に映えるハズ。
ってかね、ミッドナイトに電動コンポと油圧サブレバーの組合わせヤバい。マジで余計な事考え無くてイイ楽ちんさがサイコーでした。オススメ!