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Monthly Archives: 9月 2016

2016年9月23日

今更ツールドフランスの続き 2日目 (St7 L’Isle-Jourdain / Lac de Payolle – Tour de France 2016)

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はい、今更ですがツールの日記の続きですラモーンです。

気がつけばもう9月。
7月のツールが随分前の事のようですが、色々ありましたのでせっかくだから続けます。

この日がどんなレースだったか忘れちゃった人は↓のハイライトを観ましょう。(僕は完全に忘れたので観ました)

そうそう、フラムルージュが落ちた日でした!

さて、2日目のスタート地点は『リル・ジョルダン』!
宿泊したトゥールーズの街から車で30分ほど西の小さな街です。

行き際に発見した派手な一団

行き際に発見した派手な一団、うしろから着いていけば間違い無くスタート地点だ!!

フランス国家憲兵隊トレイン

フランス国家憲兵隊トレイン!カッコイイ!!

なんか教会的なアレ

なんか教会的なアレ。たぶん教会

 

街の名前『ジョルダン』の由来はヨルダンらしいです。起源が『十字軍遠征』とか、サーチ アンド デストロイでデッド オア ダイな感じですが、実際はなんか普通にイイ感じの南仏の田舎町でした。

もう百聞は一見に如かずって事で・・・

 

スタート地点前の曲がり角に設けられた巨大なステージ

スタート地点前の曲がり角に設けられた巨大なステージ。「スタート前の選手紹介のため」だけに毎日別の街で設営してるとか、マジでスケールがデカいです。ヤバー

前日の敢闘賞で赤ゼッケンの新城選手による最高峰ドヤ!

前日の敢闘賞で赤ゼッケンの新城選手による最高峰ドヤ

バイキングの一団に絡まれるイケメン(ウソです

ヴァイキングの一団に絡まれるイケメンは、ディメンションデータ(NTTグループ)のボアッソンハーゲン選手

シルエットが当社比1.5倍でゴツいグライペル選手。ヘルメットはラモーンズでもオススメの『レイザー』Z1

シルエットが当社比1.5倍でゴツいグライペル選手。レイザーのヘルメットはドイツ国旗カラーのスペシャル

圧倒的な爆発力を持つスプリンターで、そのゴツさから『ゴリラ』の愛称を持つグライペルさん。
・・・ですが、どうも見ていると周りに気を遣う人らしく、『いいひとの空気』で周囲の空気を和ませておりました。たぶん毛穴からマイナスイオンとか出してる気がします、けっこうマジで。

ゴリ★ラッパー

先日のリオ五輪におけるスロバキアのMTB代表選手と、変な色のメガネランナー

ロード世界選手権も制覇したスロバキアMTB五輪代表のPサガン選手と、変な色メガネのおっさん

写真判定だとこんな感じ

サガンはわかりやすいイケメン。対するおっさんもインパクト抜群の出で立ち。クリアー素材で蛍光グリーンのフレームとか、無謀にも程が有ると思うが、多分若い頃はパンクスだったのであろう。アナーキー イン SK(スロバキア

スタート地点に向かうチームカーの群れで大渋滞のT字路は

スタート地点に向かうチームカーの群れで大渋滞のT字路

水と補給食が好きなだけもらえる夢の国はスパルタの戦士達に占領されていました

水と補給食がもらえるヴィッテル/パワーバーブースは、スパルタの戦士達に占領されていた

拘りの機械式変速機を装備したカンチェラーラ選手のスパルタクス號・・・貫禄がヤバい

拘りの機械式変速機(ヒモデュラ)を装備したカンチェラーラ選手のスパルタクス號・・・貫禄がヤバい

レース前にパワーバーをしこたま補給できるステキブース。まさに夢の国

レース前に色々しこたま補給できるステキブース。まさに夢の国 ハハッ

カメラに気付くみんなのアイドル、マルセル★キッテルさん

カメラに気付くみんなのアイドル、マルセル キッテル選手

何かを叫びだすキッテルさん

何かを語りだした。・・・右の仲間達は余裕の表情だ

スッゾオラー!ヤクザスラングだ、コワイ!

結局、何言ってるか全然わかりませんでした

ボトルを3つ持ってきたらケージに入りきらなくて、仕方無く咥える運ぶキッテルさん

オマケ:ボトルを3つ持ってきたらケージに入りきらなくて、仕方無く咥えて運ぶキッテルさん。しゃべれないので目で意思の疎通を図るが、残念ながらアイウェアで眼球の動き自体が見えない。ムボウカワイイ

初日と変わらず、ワッチャワチャしながら動き回っていたらいつの間にかレースはスタートしていました。ココでは残念ながらホアキンとは会えずじまい。

まあゴール地点で会えばいいやと切り替え、車でレースを追いかけるのですが・・・そのチームカーも色々あって面白かったので紹介しましょう。

★まずは大会のスポンサーもしている『ŠKODA』(スコダ、もしくはシュコダ)。

 

ラリージャパンではカタカナを間違えたりと、ステキ過ぎるスコダ

過去のラリージャパンではカタカナでブランド名を書いたものの濁点が間違ってたりと、オチャメ過ぎるステキメーカー(写真は

日本では(ディストリビューターが無いため)全く見かけないこのシュコダ。チェコの会社なのですが、WRC(世界ラリー選手権)にも参戦しているラモの大好きなメーカー。日本車やドイツ車、イタリア車が順番に黄金時代を築く中、全然結果の出ない時期も有りましたが、頑なに撤退はせず少しずつ着実に進化をし続け、現在ではWRC2部門の上位の常連組となっています。

現在は「フォルクスワーゲン グループ」の傘下。エンジンをはじめとした技術にはVWのものが多く転用されており、高性能でスタイリッシュかつ高いコストパフォーマンスを誇る人気のメーカー。
(実際、ツール関係者に関係無くフランスではいっぱい走ってました)

使用車種は高級ツーリングワゴン「スペルブ」や、少々小さい「オクタビア」など。
いやもう、めっちゃカッコイイですねスコダ。性能はVWお墨付きで、なによりデザインが最高に良いです。

カチューシャ/スコダのなんかカッコイイバン

カチューシャ

AG2R/スコダのなんかバンっぽいヤツ

AG2R

IAM/なんかスコダっぽいステーションワゴン

IAM

ロットユンボ/ステーションワゴンなスコダ

ロット ユンボ

ロットソウダル/なんか長いスコダ

ロット ソウダル

喫茶トレック/スコダ(長)

喫茶トレック

コフィディス/長スコダ

金貸しコフィディス

カンノンダレ/長ス

カンノンダレ

ディメンジョンデータ/シュコダのSW

ディメンションデータ by NTTデータ

★スコダの親会社『Volks Wagen』もシレッと混ざってました

アスタナはフォルクスワーゲン

アスタナカラーがまぶしいフォルクスワーゲン・パサート

★地元フランスを代表する自動車メーカー『CITROËN』

ティンコフ

ティンコフのイエローが鮮やかなシトロエン・C5

★こちらもおフランスの香りただよう意識高い系ブランド『RENAULT』

ルノー

ルノー・メガーヌエステート、デカいんだか小さいんだかよくわからないカタチが独特

★スタイリッシュで力強いノーズデザインが特徴的なアメリカの『FORD』

BORA-ARGON18はドイツ籍のチームなのにアメちゃんのFORD。でもカッコイイ

BORA-ARGON18はドイツ籍のチームなのにアメちゃんのフォード・モンデオ

ノーズだけ見ると完全にスポーツカー。チームスカイのフォード

ノーズだけ見ると完全にスポーツカー/チームスカイ

★ヨーロッパではスポーツイメージも強い『BENZ』様

見るからに偉そうな『BENZ』

見るからに偉そうなベンツさま/BMC

★日本が世界に誇る、ほぼ世界最大手自動車メーカー『トヨタ』

トヨタ

なんかナマズみたいでダサカッコイイぞ!?多分オーリスっぽいなにかと思われ

★メリダのチームカラーが目に痛い『ミツビシ』

三菱

三菱のなんかでっかいヤツ

★キワモノと言えばコレ。BMWグループの『MINI』

ジャイアントなのにミニとかマジ

ジャイアントなのにミニ!ミニと言うにはデカすぎるが、ジャイアントと言うには小さすぎるステキサイズ。ちょっと積載量が微妙な感じでしたがカッコイイのでまあアリでしょう

★チームバスもカッコイイぞ!てかデカい!!

デカいぞチームバス

デカいぞチームバス!BMCとFDJ

もビスター

もビスター

カチューシャ

カチューシャ

いや〜、チームカーを見てるだけでも楽しい!まあチームのスタッフにとっては選べないモノなので、車種によってはきっつい場合もありそうですけど・・・

尚、モーターバイクは基本KAWASAKIが使用されていました。(憲兵隊はBMW-moto)
こちらもお馴染みの日本メーカーで、ライムグリーンの車体が大挙して走っているのは、見てて誇らしいですね!

kawasaki ZZR1400 海外だとNINJAってペットネームがついたような

kawasaki 1400GTR 海外だとこのサイズの所謂『メガクルーザー』が人気

さて、一段落ついたので腹ごしらえをしに大混雑のイベント広場へ。

大渋滞の街、ビールが飛ぶように売れる!(ワラ

奥〜の方に広場!・・・見えない。通りに面した商店はパンとビールがメインの軽食屋さんに変身!(今日だけ系)

イカツイヴァイキングの後についていくと混雑しててもスムーズです!

イカツイヴァイキングの後についていくと混雑しててもスムーズです!

広場着!

イベント広場に到着!

ちびっ子に自転車を教える「ウィーラースクール」。日本でもブラッキー中島さんが各地のイベントでやっていますね、楽しくて凄く重要な事です

ちびっ子に自転車を教える「ウィーラースクール」。日本でもブラッキー中島さんが各地のイベントでやっていますね、楽しく技術を学ぶ。コレめっちゃ重要です!

クレモン

クレモン+ルック+コリマのおフランスセット

大型モニターでレースを観戦しながらビール片手にマッタリとか天国ですか!?

大型モニターでレースを観戦しながらビール片手にマッタリとか天国ですか!?

愛すべき酔っぱらい達で溢れるレストラン

愛すべき酔っぱらいとファミリーとで盛況のレストラン。雰囲気がステキ過ぎる

っと、こんな感じで街を堪能したので、レースを追っかけます。

抜けるような青空に一面のひまわり、そして一直線に続く道がツール気分を盛り上げてくれます

抜けるような青空に一面のひまわり、そして一直線に続く道がツール気分を盛り上げてくれます

広大すぎて端が見えないひまわり畑を調子よく進んでいたのですが、あと少しと言うところで「レースコース閉鎖による通行止め」を起因とする渋滞に引っかかり、予定ルートを大幅にせざるを得ない状態に・・・

仕方無く、高速を100kmほど迂回して、ゴール地点の裏側の山から向かうルートに変更。モンエナを呑みながら130km/h制限の高速道路をかっ飛ばします。

ヤバー!ツールは「17:00にゴール」が基本なので、この時間でこの到着予定時間はメッチャヤバい!だいたいムラってなんやねん

ヤバー!ツールは「17:00にゴール」が基本なので、この時間でこの到着予定時間はメッチャヤバい!だいたいムラってなんやねん

山間の村の、メッチャ狭い道を前方から迫り来る改造車の群れとすれ違う、正直コワイ

山間の村の、メッチャ狭い道で前方から迫り来る改造車の群れとすれ違う、正直コワイ、スコダかっこいい

何とか間に合いました!
しかし、もうヘリコプターの音が聞こえているので、先頭はもうすぐソコまで来ている様子。

何とかギリでゴール近くまでたどり着き、係員が誘導する方向(コース)へ・・・

※すいません、あまりの事態に焦りすぎて写真撮ってません。

メディア駐車場の入り口がゴールの150m程手前だったため、観客で埋め尽くされた最終ストレートを約1km、車で走る事に!

しかも、先頭は直ぐソコまで来ているのに!

(当然、フラムルージュの下もくぐりました・・・が、まさかアレが僕らの通過から10分と起たずに潰れるとは・・・・)

こわー!ヤバー!!

まあそんなこんなで急いで車を停め、コース脇にたどり着くと!

ゴール!しかし目線は後の方へ

先頭がゴール!やばかった〜

ん?うしろ来ない???

ん?うしろ来ない???

このタイミングでは現地ではわかっていなかったのですが、この頃フラムルージュは沈没してたっぽいですね(ワラ

まあその後、難を逃れた各選手がゴールになだれ込んで来て裏は大騒ぎになりましたとさ〜

ホアキンと村長も無事にゴール

ホアキンと村長も無事にゴール

笑顔でインタビュアーをチギるホアキン

笑顔でインタビュアーをチギるホアキン

みんなのビシオソ!

みんなのビシオソ!

ゴール前最後の山岳が雨だったためか、体温調節用にタオルを巻いてクールダウンをする選手が多く見られた

ゴール前最後の山岳が雨だったためか、体温調節用にタオルを巻いてクールダウンをする選手が多く見られた

細けえこたいいんだよ!なアルゴンズ

細けえこたいいんだよ!なアルゴンズ

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〜 スペシャルカラーのバイク3台ピックアップ 〜

光り輝くエンブレム。Sだから多分ス○"キ

光り輝くエンブレム、Sだから多分スズキ。(ウソです) ベースのブラックにはフレークが入り、レインボー(アルカンシェル)を強調する。尚、ロゴや迷彩はプリントされたバイナルで、上からクリアーが吹かれている。レインボーのラインはトップチューブ下部にも伸びるなど、どこから観てもカッコイイ!

イナズマ〜グラデ〜リアルフレイム的な手間のかかったペイントがカッコイイ!オリジナルペイントは正義だと思う

シートチューブとチェーンステーにはイナズマのような模様、光が反射する水面のようなパターン。トップチューブにはシルバーで縁取られたレーシングライン。その中の塗りには同じく水色の模様から海底を思わせる漆黒、そして水色に見事にグラデーションで繋げている。水流のような模様がネックからダウンチューブに流れる様に入る。ダウンチューブ中央には太陽の様なホワイトアウト。よく見ると結構コテコテな描き込みながら、ソレを感じさせない自然さはお見事。(よく有るのが、フレームワークやホイールの進行方向を無視して、『スペースがあったから入れた』的に変な方向に流れるフレイムスとか。マジで見てらんない)フロントフォークも含め、水中から見た水面を見上げるような趣の、綺麗で手間のかかったペイントがカッコイイ!あ、あとCORIMAはもっと注目されるべき

スパルタクスのステムには手の込んだバッジが鎮座していた。「±10gくらい重くなるかな〜」とか思ったアナタ、手遅れです、病院に行きましょう

スパルタクスのステムには手の込んだバッジが鎮座していた。「数g重くなるし〜」とか思ったアナタ、残念ですが手遅れです病院に行きましょう

全部スペシャライズドですが、スペシャルマシンのペインティングを担当しているのは実はイタリアの某ペイント工房です。つまりは専売特許という訳では無いので、他のメーカーのフレームでも当然やれます!

まあ、簡単に考えましょう。オプション設定が無くても塗っちゃえば良いんです。

ラモーンズではカスタムペイントも承っております

カスタムペイントです。簡易塗装部屋で塗る類いのモノではありません。

カスタムペイントを生業にし、自分の工房、塗装の為だけに造られたスペース(本当の意味でのペイントブース)にて、下地作りから塗り上げまで一切の妥協無く仕上げる、プロの仕事です。

って、ツールと関係無いので今度書きます。マジオススメ!みんな愛車を塗ろうぜ!!

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・・・・ではツールの話しに戻りマス。

ゴール地点が山の中なのでスペースが全然無い!結果、裏道は関係者車両でギッシリな羽目に

ゴール地点が山の中なのでスペースが全然無い!結果、裏道は関係者車両でギッシリな羽目に

初公開!ツール2016のインタビュースペースのスポンサーボード単体撮り下ろしです。フリー素材かよ

初公開!ツール2016のインタビュースペースのスポンサーボード単体撮り下ろしです。フリー素材かよ

ドヤ!

ドヤ!

とかやってたら急激に雲がかかってきました。さすがは山の天気、読めません。

こちらも急いで撤退する事にしたのですが・・

あっちゅう間にこんなん

あっちゅう間にこんなん

せっかくなので、同行の松尾記者が現役時代に登ったという名山『コル ド アスペン』に向かいます!曇ってるけど・・・

せっかくなので本日のコース最後の山岳で、同行の松尾記者がスイスでの現役時代に登ったという名山『コル ド アスペン』に向かいます!曇ってるけど・・・

ってかメッチャ晴れてた〜

ってかメッチャ晴れてた〜

後からは雲が迫る

ってうわー!!!看板の背が伸びてる−!!!!!

『こんな標高の高いところにある看板を、アッチの人がわざわざ換える訳が無い。』

と言う事で、2日目は怪奇現象で幕を閉じました。

 

・・・そこはかとなくつづく・・・


2016年9月4日

可能性の獣 SURLY CROSS-CHECK

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自転車屋をやるにあたってお客さんには長く愛着をもって自転車に乗ってほしいなあという想いがありました。頑張って整備して買ってもらった自転車がサビサビになってたりするのはやっぱり少し悲しいものです。
じゃあどういう自転車が大切に乗り続けてもらえるかというとやっぱり自分だけのオリジナルな1台だと思うんですよ。とは言えフルオーダーのカスタムバイクなんて中々手が出せないし、もっと手軽にカスタムの面白さを知ってもらいたいと思ってRAMONBIKESではSURLYの取り扱いをしています。

SURLYのラインナップの中でも抜群のカスタマイズ性を有するCROSS-CHECK(クロスチェック)。数々のダボ穴や広いタイヤクリアランス、ロード・MTB共用のエンド形状などでユーザーのイメージを具現化できる、まさに人の心を形にする可能性の獣な自転車です。
しかし、じゃあいざ真っ白なキャンバスを渡されて「何描いてもいいよ」と言われると人は悩んでしまうのと同じことで、いきなりフレームを見せられて「さあどう組む?」となっても戸惑ってしまう人も多いことでしょう。というわけでベースとなるようなクロスチェックの一つの形をRAMONBIKESなりに考えてみました。

コンセプトは『老若男女問わず気軽に街乗りできるシャレオツな日常バイク』という最大公約数的なところを狙ってみました。
スポーツ自転車が初めての人でも普段はがっつりロードバイクを乗り回している人でも乗りたくなるような自転車にしたくて、最低限これくらいのパーツは使いたいよねとかこのパーツとか値段の割に質感良いじゃんというのを取り込みながら中々にカッコいい1台が出来ました。

ホイールは手組みでVelocityのDeepVリムにシマノの105ハブの超鉄板の組み合わせです。タイヤはRivendellのJackBrown。Rivendellはサンフランシスコ発の旅バイクのブランドで、このタイヤはパナレーサーへの別注モデルでチェック柄のトレッドパターンとスキンサイドが特徴の乗り心地重視のタイヤです。

ギア周りはフロントシングル仕様にしました。フロント変速は操作にコツがいるのとトラブルを起こしやすい箇所なので敢えてここはシングルにした方が長く使っていく上でメリットが大きいと考えました。その代わりリア変速はMTB仕様のDEORE10速にしてワイドなギアを使うことで平坦からアップダウンにもリア変速だけで対応できるようにしておきました。

少しストリートテイストを取り入れたくてハンドルはショートなライザーバーにしてみました。もっとリラックスして乗りたいとなったらワイドなフラットバーとかプロムナードハンドルにすると面白いと思います。ステムやサドルなんかはクラシックな雰囲気のあるパーツを使うと質感が高くなるかなと思ってチョイスしました。

このクロスチェックをベースに例えばお買い物用にカゴやキャリアを付けたいとか、通勤通学用に泥除けのフェンダーを付けたいとか、停める時に困るからスタンドを付けたいとか用途に合わせた形にしたり、好きな色のパーツを取り入れたりして見栄えを変えていったり、カスタマイズの入り口になったらいいなと思います。
気になるお値段ですがクロスチェックはフレームセットで¥70,000(税抜)でこの仕様で組み上げるとおよそ17万円ですが、ホイールをシマノの完組ホイールにして少しコストダウンすると15万円~という感じです。その他色々パーツを変えたりしてコストを抑えたりもできるので一緒に相談していきましょう。
イメージとしてはスーツのパターンオーダーとかピザのトッピングチョイスみたいに考えてください。きっと愛着のある1台が出来ると思いますし、それが10年20年と付き合える相棒になるかもしれません。
先日メンテナンスに持ち込まれた自転車も30年来の付き合いの自転車らしく漂う相棒感がハンパじゃありませんでした。


こういう風に乗ってもらえたら自転車屋冥利につきるよな~。


2016年9月1日

合体メカが最強なのは常識だからBBもね、のはなし

WISHBONEとシマノ(共にBB86規格)

手前 WISHBONE  / 奥 SHIMANO *共にBB86用

praxis works BBコンバージョンキット 68.5mm / BB30 or PF30 から シマノBB規格への変換用

praxis works BBコンバージョンキット / BB30 or PF30 から シマノBB規格への変換用

ども、JIS信者と思われているラモです。

先日E-118に着けたウィッシュボーンが良すぎたので、今回は合体するプレスフィットBBについて。

マジで良いので説明します。前置き長いですスミマセンすいません。

さてさて、

現在のカーボンロードバイクフレームにおいて主流の規格は大まかに二つ。近頃はカーボンだけで無くメタル系のフレームにも採用されているBB規格『プレスフィット』。

そして、クロモリフレームなどのメタル系フレームのほとんどと、実はパッソーニやサルトなどの超高級オーダーフレームで主流の『JIS/BSA(スレッド)』。

プレスフィットBBは無敵だ!(メーカー談

メーカー様のご高説では「プレスフィットはベアリングが大きくなって回転効率アップ、直径の太いシャフトで剛性アップ、フレームが太くなって剛性アップ!BB受けからフレーム内の空洞にアクセスしやすく、内装のワイヤリングも簡単!さらにフレーム単体重量も軽くなるし、圧倒的に製造コスtゴニョニョ」などと夢の様な事をおっしゃっておりますが、果たして?

確かに利点いっぱい問題もいっぱい。てか主に種類がいっぱい。

先ず最初の問題は構造以前の話、シマノの24mm芯×86.5mm幅規格に準拠しない自社規格が多すぎる事。ベアリングサイズや受け側の寸法、シャフト径やQファクターすら微妙に違う多くの規格が乱立し「完成車でシマノのコンポセットを使ってるのにクランクはシマノ不可」等、市場も販売店も、なによりユーザーを完全に無視して困らせています。

こんな事、何年もさんざん言われているのに、まだ統一しないのはなにか理由があるんでしょうね、その内容なんざ正直どうでもいいですが、もう・・・

(BB30 /PF30 /BBRIGHT /BB30A /PF30A /BB386 /BB386EVO /BB90 /BB92 /BB95 と、許可した責任者は、マジでその規格が生き残れるとでも思っていたのでしょうか?逆にポジティブすぎてスゴイとおもいます^^)

正直、「シマノのクランクが使えないBB規格を、コンポセットを作っていないメーカーが出す」とか、よほど『特殊な構造で圧倒的に高性能なクランク』を用意できないのであれば狂気の沙汰としか・・・。まあ、一般販売面では「各社の完成車が変換アダプターでシマノクランクを使っている」という事と、レース界では「現在もスレッデッドBBのバイクを愛用する超弩級のパンチャーが居る」という事実が、全てを物語っていますが・・・

どれがどれだか・・・

どれがどれだか・・・ 怖いパイセンに「豆乳買ってこい」とか言われたら詰みます

業界黒歴史も生まれました

有名なのトコロでは、『アルミのBB受けにベアリングを直接乗せ、スナップリングと接着剤でソレをなんとなく固定する』という、『ベアリングは消耗品である』という大前提を知らなかったか、もしくは前日に飲み過ぎてスポーンと忘れた人がノリと勢いでテキトーに設計したとしか思えないブッ飛んだ内容のモノも有りましたね、しかもソレを人気のある大手メーカーが採用するという大惨事が起き、多くのサイクリストが『ほぼ確実に出る異音』と、『メッチャ少ない対応クランク』に悩まされました。

イオン

ばいく

思惑が見え隠れしますね

なんか黒い思惑が見え隠れします

まあでも結局シマノだろ

そんな謎トレンドの中にあって(まあBB86かJISだったら問題無いのですが)アフターパーツメーカーさん達は奮闘、『謎BB規格フレームであってもシマノ規格へと対応させる』というステキなコンバージョンBBをいっぱい発表してきているので、ソレを使ってシマノクランクを使用するのがなんか常識と化してきてます、知らんけど。

なんかもうすいません

なんかもうすいません

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こまけーこた良いんだよ!というアナタにはコレ!

正直、どのメーカーさんのBBも、違いは『ベアリング』と『カップの素材』くらいで、構造に関しては『左右のベアリングは独立してねじ込むだけ、固定はBBの樹脂カップがつぶれる事でハマる。左右のベアリングは独立していて、連結はクランクで行う』というフレームのBB受け側の精度に依存しきった設計。さらにその後、とりあえずで水平が出た状態にクランクシャフトをねじ込み、そのクランクシャフトによって左右の水平が確立されるというかなりアバウトなモノで、クランクシャフトを垂直に保つベアリングをそのクランクシャフトで調整する逆転の発想がステキ。まさに効率重視!

まあ、「回転数が極端に低いBBにおいてはコレでも許容範囲だし、様々な要素を総合してコレがベスト」という判断を、たぶん業界の盟主「某S社様」あたりが出されたのではないかと考察されます。実際、レースでも通常使用でも全く問題は有りません。逆に、コストパフォーマンスや整備性という面では、素直にシマノプレスフィットBB86(SM-BB92-41Bとか)は優れていると思います。使い捨てなのはアレですけど。

しかし、『更に性能をアップさせたい!』のならば、構造上の問題を解決するしかありません!

オススメは『左右連結型スレッド式プレスフィットBB』!

↑文字にするとバカっぽくてイイ感じですね。まあ写真を見ればわかります。

数あるコンバージョンBBの中で、特に秀逸なのが今回紹介する『ウィッシュボーン』と『プラクシスワークス』です!

ウィッシュボーン』は「ほぼ全ての規格に対応している」が「セラミックベアリング設定のみ」。
プラクシスワークス』は「安価で耐久性の高いスチールベアリング」と「更に高効率なセラミックベアリング」が選べるが「BB30 /PF30 /OSBB /カンパUT のみの対応」。

と、多少の制限はありますが、はっきり言って数少ない『確実に性能アップが体感出来るパーツ』です。ヤバいよ!

かっちり連結!軽量厨以外にはマジオススメ!

左右のベアリングをアルミブロックでかっちり連結!良く回るセラミックベアリングも標準装備のウィッシュボーン!よほどの軽量厨以外にはマジオススメ!

左右からの締め付けに加え、ねじ込みによって中央部も膨らむ独自構造のプラクシス。神

左右からの締め付けに加え、ねじ込みによって中央部も膨らむ独自構造のプラクシス。神

踏力を効率よく推進力へ変換し、フレームの剛性もアップ!

最大の特徴は、ありがちな「単純に良く回るベアリングに変えただけ」では無く、『高精度で削り出された連結スレッド(ネジ山)を構造に持つ、ゴツいアルミブロック』(ケース)に有ります!

アルミのブロックは左右が連結されることで、強固にベアリングの水平を保ちます。また、スレッドが切られた左右のリブで締め込む事により、内圧だけで無く、外圧でもBB自体をフレームに固定。さらに締め具合で固定圧を調整出来るため、フレームに優しくも強固な配置が可能!!!

*JIS/BSA規格の『スレッデッドBB』が優れている点はまさにココ。メタル素材のネジ受けは追加工が出来るため、ショップが組み付ける際に専用工具を使ってタップを切り直し、しっかりとベアリング同士の水平、そしてフレームとベアリングの垂直を出してのセッティングができます。また、例えば軽量なカーボンフレームであっても、車両のコアになる部分『重心の中央部』にアルミブロックを使用する事で剛性を増す事ができ、ペダリングから来る踏力を逃がしません。

あとね、

固定力に優れているため、プレスフィット(主にBB30)にありがちな『異音』も出ずらい!!

そう、固定力に優れているため、BB30でも『異音』が出ません!!ヤバー!!

更に!

着け外し簡単、再利用可!!
メンテ毎にBBを買い直す必要がありません!

更にさらに!!
左右が連結されたアルミブロックが、大きな空洞となっているカーボンフレーム中央内部の橋渡しをする補強材として固定されるので、剛性もアップ!

クランクシャフトにはその構造上、シャフト両端から交互に『ほぼ独立した力』が踏み込まれ、ベアリングは基本的に片方ずつ負荷を受けます。しかし、このBBは剛性の有るアルミのケースが連結してフレームに固定しているため、左右のベアリングの水平を強固に保つ事ができ、結果、双方のベアリングが力を無駄なくフレームに伝える事が可能(よじれを生じにくい)で、また、逆にフレームのしなりをも効果的に駆動系に伝えるブリッジとなります。

また、実はベアリングも単体で交換できるので、結局コストパフォーマンスもメッチャ良いんじゃね!?って感じなのです。

合体メカはやはり最強だった

合体メカはやはり最強だった

結論:プレスフィットBBは合体モノ(WISHBONE or Praxis works)が最強!

ラモーンズでオーバーホールをして、その際には是非BBを変えましょう。
マジでフィーリングが変わりますので、超オススメです!

ご依頼お待ちしてます〜

ラモーン