The Silver Bullet / ARGON18 Gallium
はい、てなわけで今回はアルゴンエイティーンのセカンドグレード “ガリウム” さん!
銀の弾丸って言葉には特効薬(万能薬)的な意味も・・・
★ちなみにARGON18とは?(5回目)
カナダのスポーツバイク専門ブランド。UCIロードレースではTeam ASTANAが使用し、勝利は数知れず。トラック競技でも強く、デンマークやオーストラリアなど強豪国が多く採用、五輪や世界戦などでの勝利は数知れず。トライアスロンでも当然強い、アイアンマンシリーズ・ITU世界戦などでARGON18が活躍してないレースは無いのでは?勝利も数知れず・・・なんで日本ではマイナーブランドなのかちょっとわかりません。
・・・代理店さんから試乗車借りたらクッソ良かった・・・ ほんで、実際の車両がカタログ写真より圧倒的にカッコ良かったんですよ、マジで。しかも
2020年もこのモデル/カラーは継続!
なので、せっかくだからご紹介ですね、かしこ。
↓ ハイエンドレースバイク『ガリウムプロ』はこちら ↓
トップモデルと同一形状でアルゴンの特徴全部入り!
★Galliumとは!?
ハイエンドモデル『ガリウムプロ』のモールドをベースに、使用するカーボンの種類とミキシングレシオを変更。重量は微増(フレーム+76g フォーク+56g)しているが耐久性と安定感を上げてプライスを下げたって感じ。反応が良くシャープな動きが身上のガリウムプロに対し、高い安定感と落ち着いたハンドリングがガリウムの特徴
みたいな?
ヤマケン先生も『GALLIUMは苦手なシーンが存在しない、納得のオールラウンド・ハイスペックバイクだぞフハー』みたいな事仰ってたのでマジ間違いない。そう、つまり同士ヤマケンも言ってたしマジ間違いない。
まあ実際、アルゴン18はガリウムをただの販売数確保用のセカンドグレードとは捉えていないっぽいんですよね。実際プロコンチネンタルチーム『BORA-argon18』時代には、その堅牢さを理由にパリ〜ルーベなど石畳系エクストリームレースでは旧ガリウムを使用してたりします。数種類のフォークとかも持ち込んで色々テストデータ取ってました・・・まあ強いのは良いことだってな感じですね、フハー
シックな塗り分けながら、質感の良いカラーリング
アルゴン18というとフレームの独自機構にばかり目が行きがちですが、実は昔から塗装も色々と試行錯誤してたりします。たとえば2011年にはシック系カラーリングのブーム到来を先読みして、レーシングライン系カラーリング全盛の時代に全車種をモノクロにしてみたり、最近のスタイリッシュ系フレームでよく採用されているマットカラーのフレームに一部グロスコーティングの塗り分けとかのめんどくさい施工を2013年にはすでに採用していたりと・・・よく企画通ったな個性的ですね。その後、一時期工場変えて塗装があのアレな時期もありましたが、なんか個性的なアルゴンさんが帰ってきた感じ。
ほんで今度のガリウム。深いメタリックシルバーをベースにこちらもメタリックな質感のグレーでラインとロゴを入れ、ブランドマークのみカナディアンなレッドリボン、ワンポイントに効いてます。
まーカッコイイよね!
特徴とかそのへん
まあ一番わかりやすいのは『3Dヘッドチューブ』ですよね。なんか一部でフレームサイズを変えられるみたいな事聞きましたが、そーではなくてスタックが変更できる(ベアリングの受け位置を変更する事で『ヘッドチューブ長が変えられる』)ので、『多くのライダーの好みにマッチする』=『サイズの自由度が高い』って事なんですね。
まあ最近はスタックとリーチのみでフレームサイズを測る事が多いので、その一要因を変更できるってのは大きいですね。
ちなみに『3つの位置からヘッドチューブレングスが選べる』って事を前提条件に、基本的なヘッドチューブ長は短めの設定になってます。したっけ、小さいフレームサイズでもしっかり落差を出せるし、コンフォートなポジションに変更してもヘッド剛性を保つ事が可能。まー色々できまっせな感じ
極端なエアロ形状とかオリジナル謎部品とかは採用してないので、基本的にはスタンダードな車体・部品構成。素直で反応の良いレースバイクのお手本の様な出来が特徴です。
結論:デキがイイぞ!
はい、そんなわけでガリウムさんですが弱点が見当たりませんね。スタンダードな構成に独自のギミック、元になったガリウムプロの素直な特性をしっかりと引き継ぎ、オールマイティなレースバイクに仕上がっています。まあ、コンフォート系、エンデュランス系かと言われればそれは違いますが、そのレンジはARGON18にはクリプトンというコンフォートレーサーがありますので、そっちでひとつ・・・
シブめのルックスは賛否分かれるところでしょうが、ちゃんと物を見て選べる大人にオススメのレースバイクですね。